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枯れ葉の流れ着く先 【幻:前編15】 「Fictoin Story」 [小説(story) Fiction]

 ☆=ストーリ【Story前編14】からの続きです、是非下欄【Story前編15】をお読み下さい=☆

    《スポンサー東京駅》

  東京駅絵1.jpg翌日、約束の時間に東京駅近くの元義父の会社の受付で面会をお願いし、女性の秘書が出向いてくれた 「社長から聞いております、どうぞこちらに」 と丁寧に俺を社長室まで案内して、ドアをノックしドアを開け俺が来た事を告げた、

  奥の大きく広々としたデスクの前に立ちながら 「健司君、入り給え」  社長の威厳のある声が聞えた 「はい、失礼します」 と俺は深々と頭を下げた、 俺の姿を見るなり社長の顔がほころび 「健司君優勝おめでとう、初年度なのに大分活躍だった様だね、うちの営業の者から逐一報告を受けているよ、事故での怪我が無くて良かったよ」 俺は社長の目を確り見ながら 「はい、事故の時には大分ご迷惑をお掛けしました、色々と有難う御座いました」  もう一度深々と頭を下げた。

 此の社での俺は今と成っては随一ビジネスに関わらない人かも知れない、俺を見詰める社長の目と声は優しさを漂わせている 「健司君はお昼まだだろう?どうだ!寿司でも食べに行くか」 其の前に俺は大事な話を終わらせたかった 「はい其の前に、今年のレースは御蔭を持ちまして無事終わりましたが・・私!」

 話が長引くと感じたのか 「そうか来年の事か?まーぁ座りなさい!」  社長の大きなデスクの前には高級そうな深々とした長椅子などの応接セットが備えられている、 俺はこれからの話が重要な事 社長の進めには応じず その場に立ったまま緊張した思いで応えた 「はい 其れもあるのですが、・・私からお願いして大変申し上げ難いのですが、今期此れを限りレースを辞める事にしたいと思いまして・・何時も勝手なお願いで申し訳御座いません」 

 社長は予想とは違った言葉に驚いた様に暫く考えを探している様子 「・・・また!何か有ったのかね?始めたばかり此れからだろう!」 「・・・」 「予想以上に活躍していると営業の者に詳しく報告は受けている 遠慮はいらんよ・・事故の件か? それとも・・?」 何故か社長は言葉を止めた!

 一番言いづらい事から報告しなければ 俺は思い切って切り出した 「いいえ ・・事故ではレース出場出来ず 尚私への怪我の気使いまでして頂きご迷惑お掛けしましたが・・」 言葉に詰まった俺をせかす様に「それで?」 俺は一息入れ意を決して 「・・私 ・・結婚するので!」 社長はそれほど驚いた様子もなかったが、暫らく沈黙の後 「・・・そうか娘の事を気にかけているのでろあろうが 美奈子と離婚しているのだから君の自由だよ 其れとは別の話、私は何も云うつもりは無いよ」 「・・・」 俺を気遣ってか 「娘から頼まれたとは言え 公私混同はしないよ」

 意外とあっさりした対応に驚いたが、それも当然スポンサーである社の営業部員が細かく報告していた事だろう、 俺は社長に負けない様に力を入れ 「此方からお願いして真に言いづらいのですが」 「それで」 社長は俺を急かすように尋ねた、俺は少し途惑いも有ったがはっきりと答えた 「二度とお嬢様の様に悲しませる同じ間違えはしたくないと思いまして」

 社長は穏やかに 「まぁー、其れは君がレースをしていなくても美奈子が病気で、正常な夫婦生活が出来なかったから仕方ない事だよ、初めて美奈子の発作が起きた時から、大分重症で安静が必要と担当医から告げられていたからな」 「ええ」 「それより君がトラウマ・・いやいい・・」 「何でしようか?」 レースで今回の結婚が壊れるとでも思ったのか? そればかりでは無かった それより最と夫婦にとって重要な・・ 

 「いや!何でも無い家の娘は特別なケースだよ」 「・・」矢張り年の孤高理解していたのだ 「当時家内からも娘の病気で君に夫婦生活は無理だから、何時でも離婚しても良いと伝えたはずだよ」 「はい聞いていましたが でも私達二人で頑張って行こうと・・でもご存知の通り結果は惨めな事に・・・ご迷惑おかけしました」

 「君達は若さ故に・・まぁーいい 悩み苦しんだ事 美奈子だけでは無く君も同じだろう、美奈子を通して解っているつもりだが?・・・一度は義父になったんだ、此れも何かの縁 遠慮は要らんよ」 俺は凄く嬉しく思ったが 俺は今のヨシ子の為と言うより反面それが重く苦しく感じていた、 社長は俺の気持ちを察してか 「此れは あくまでビジネスだよ」

 義理の父に甘えるのでは無く、俺自身許せない思いがヨシ子を知ってから日に日に強くなった、ヨシ子と知り合う前とは言え、単に一個人のレーサーとして援助を受けたかったが何処にも頼る処が無く此処を訪ねてしまった、一企業の広告搭として勝手なものだ世の中そんなに甘くは無いよな!これは社長より俺自身の心の問題だろう、後々の柵が恐いからだ本当に自分勝手な言い分と思ったが、

 叱られるのを覚悟で当って砕けろだ!言ってみるしかない 「はい!ありがとう御座います・・レースを始めたからには上を望みます、自分で言うのはなんですがこれ以上は世界が目標になります」 途中躓きが無ければと言いたかったが、飲み込んだ 「ですが私の歳もあるので限界を感じました、此れ以上ご迷惑を掛ける訳にはいきませんし考えられません・・其れで切り替えるのなら少しでも早い方が良いと思いまして、本当に身勝手で生意気な事ばかり言って申し訳有りません」 俺は気持ちを込め頭を下げた、

 暫く考えている様子、裸一貫で此処まで昇り積めた人、慧眼が鋭く多分全てを察している、それに懐の深さを感じこれが企業を大きく育てたのだろう。 ・・俺の性格でレースの事では限界などと決して云わない事を、何か別の理由が有ると思ったのか 「そうか頭を上げなさい、健司君が其処まで言うのなら余程考えての事だろう、解った!」 俺はもう一度深々と頭をさげ 「本当に勝手ばかりで申し訳ありません」

 社長は穏やかに 「そうか話は違うが、まだうちの会社に来る気は無いかね?娘の事と関係なく、私は君を見込んでいるのだよ」 俺は叱られると思ったが、以外だったどんな考えがあって言っているのか俺には測り兼ねた、だがそんなに割り切れる物ではない、その優しさが反って俺には耐えられない。

 「本当にありがたいのですが、今までお世話になった所で、公務員として雇用していただけそうなので」 「ふむ・・そうだろうな、やっぱりむりか!」 「それに厚かましいのですが、お世話になったチーム来年のスポンサーの件で今度はチームとして監督と後ほど伺わせて頂きたいのですがよろしいでしょうか?」 「そうか解った!監督と連絡を取り説明に来なさい、どれだけ協力出来るか判らんが営業の方に伝えておくよ」 「有り難う御座います」 「それに何か有ったら遠慮なく相談に来なさい」 「はい・・有難う御座います」。

 其のとき社長のデスクの電話がなった、社長受話器を取り言葉少なく 「そうか、此処に直ぐ来るように伝えてくれ」 「お客さんですか?じゃぁ私は・・」 受話器を戻しながら改めて俺を見詰め 「良いんだよ、丁度三日前、美奈子が軽井沢から此方に戻っていてね、何か買い物で一週間ほど家に居るそうだ、今下の受け付けに来ているよ直ぐに来るから待って居てくれ」

 ・・!俺は驚きと急な事で、何か落ち着かずその場を行ったり来たり!そわそわしていた・・、 俺の気持ちを察したのか 「健司君落ち着きなさい、あんな美奈子の一方的な別れで余り話していないだろう、良い機会だ、二人できちんと話しなさい」 それでも俺は落ち着かず二人に気まずい沈黙があった、

 暫らくしてドアのノックの音がした・・社長、落ち着いた声で答え 「入りなさい」 美奈子ドアを開けながら 「パパ食事・・あっ!」 入って来た美奈子と目が合った、意外な出来事に驚いたのであろう、美奈子は大きな瞳を益々大きくして暫く胸を押さえ、その場に立ち尽くし暫く俺と見詰め合ったままだった、あの繊細で壊れそうな美奈子は別れた頃より顔に赤みがあり健康そうに見えた。

 俺も驚きを隠せず胸がつまり、何から話したら良いか戸惑った 「久ぶり・・・あ、あのーう、病気は・・どうなの?」 何故か焦り言葉に詰まりながら問い掛けた、相変わらずヘアーはショートカットで、クリスタルの様な繊細な体とあのクリクリした引き込まれそうな瞳でじっと俺を見詰めながら美奈子も驚きで言葉に詰まって居る様子だったが・・明るく 「あ、はい、大分良くなりました健司さんは?」 相変わらず、静かで清楚な人だ・・改めて感じた。

 二人の会話から感じたのであろう、社長は 「そうだ!君達二人で下の寿司屋に行って来たらい良いよ、予約入れてあるからそうしなさい」 多分俺と食事をするつもりだったはず、何故か慌てながら俺は 「いいえ、私は帰りますから」 社長は押し付ける様に 「いいから!きちんと話して来なさい!、私は別に出かける処があるから・・そうしなさい」

 美奈子に俺の口からヨシ子との結婚の事、話しておかなければならないと思い、考え直しもう一度社長に深々と頭を下げ 「はい、有難うございます」・・「では、そうさせて頂きます」 社長にお礼の頭を下げた 「うん、そうしなさい!私も今から出掛けるから、あぁ!今日は社に戻らないから、美奈子の話明日にしなさい」 社長は何処かに出かける予定があるのだろう 「はい!お父様」 それは物静かな優しい声であった、

 俺は改めて社長に頭を下げ 「ミーコ(美奈子)行くよ」 と、美奈子を急かす様に、当時、結婚以前から美奈子の事を ”ミーコ” と何時もそう呼んでいた、 とにかくその時はその場から早く立ち去りたかった、無言で美奈子は俺に従って後に続いた。

八重洲口寿司店.jpg 社長に指定されたビル内の寿司屋に入り、・・いらしゃーぃ・・あぁ、店の主人らしき人が美奈子の顔を確認したのだろう 「社長さんから連絡有りました」・・奥の席に案内され 「何にしますか?」 と俺に尋ねた 「とりあえずお茶と二人共、お刺身定食!適当に見繕ってください」・・ここの店主は美奈子の好みは解っていたので 「ミーコ(美奈子)いいよね」 美奈子は笑顔で店主を見て 「はい、お願いします」

 美奈子は改めて、俺を見詰め相変わらず静かな口調で 「・・元気そうね・・ちゃんとバランス良く食べているの?野菜も採っている?それにその服装・・洗濯はしている様ね」 美奈子と知り合った頃の俺は車に夢中で服装などお構いなしで、美奈子は何時も清潔に気使っていた、

 相変わらずゆったりとした優しい話し方で触れれば壊れそうな透明で繊細なクリスタル細工の様な美しさだ、やはり嘗ての妻と改めて感じていた、互いに言葉は少ないが、互いに深く愛すればこそ苦しんだ日々の重みを痛切に感じていたし 今でも直ぐに元の生活を取り戻せるのではないかと思えた。

 「うん、大丈夫だよ・・スポンサーの件お父さんに聞いたよ、力になってくれて有難う」 「そんなこと!いいのよ・・」 「・・・」 「それより、何も伝えず家を離れた事、許して下さいね」

 美奈子は小声で自分自身に呟く様に言った、その現実離れした雰囲気となんの翳りも汚れを知らない大きな澄んだ瞳に見詰められると異次元の世界に引き込まれてしまいそうだ 「うん!もういいんだ・・ミー子(美奈子)が苦しんで俺の為に出した結論だったと思っているから・・それが正解だったかもしれないよ」。

 何故か!俺は、ふっと美奈子は俺に ”戻ってくれ” と云う言葉を待っているのではないかと心の中を過ぎった、そんなこと有る訳は無いよ俺の思い込みなのか何処か俺の心の奥で思っていた願望なのか? 否!、同じ苦しみを与えるだけと解っているのに、俺は何を考えているのだ!。

 暫く沈黙が続き・・・美奈子の容態が気になったが以前より大分元気そうだ、結婚する事を伝えなければ、心苦しく辛いが思いきって切り出した 「それで俺、今度レース辞めて・・・」 結婚まで躊躇して言えない、俺の言葉を遮るように、美奈子は普段でも大きい瞳を益々大きくして 「え!・・」 と小さく洩らした ・・ビックリしたのか冗談に思ったのか 「本当に?・・どうしてレース辞めるの!」

 俺は真面目な表情を作り 「才能が無い事が判ったから」 大きな瞳が又、益々見開いた 「そんな事嘘よ!・・解っているわ絶対レースしたいのに・・それなのに負担を感じお父さんに援助受けたく無いからでしょう」 本当に感の鋭い子で、その通り俺はドッキとしたが 「そんな事は無いよ」

 それ以上の美奈子の追求は無かった、全て解っている子だから暫く沈黙があり・・・やっと結婚について話そうと 「俺・・」 またも言葉を遮り 「解っているわ、結婚って!本当なの?」 真意を確かめる様に真っ直ぐ俺を見詰めた、 俺も目を逸らすこと無く力強く 「あぁ!」 と応えた、

 美奈子は暫く考え込む様にしていたが静かな口調で 「・・・良かったわね」・・何か自分に言い聞かす様に 「何時までも一人いるから心配していたのよ、私のせいで結婚が恐くなったのかと思ったわ・・・どんな人?」

 言い訳しても意味の無い事だと解っていても、何故か俺は言い訳していた 「別にミー子のせいではないよ・・・俺の結婚の事、本当によかったと思ってくれるの?」 そんな事、良いとは決して思ってはいないだろう、少し酷な事と思ったが聞く事で俺の心の決着を着けたかった。

ミーコ正面.jpg 美奈子は本当に汚れの無い子だ、今も変ってわいない俺に話すより美奈子自身に問いただす様に 「良い訳無いでしょう」 「え!」 「冗談ですよ!・・・えぇ本当に気になっていたのよ、何時までも一人でいて心配していたの・・良かった!・・・もう私の事なら心配しないで、どう考えても仕方の無い事よ、成るべきして成ったのよ!」 今も変わらぬ、その汚れの無い眼差しで俺を見詰めたが 既に噂はミー子の耳にも入っていた事だろう

 俺は何故か耐え切れずに目を伏せ 「・・・」 返事に戸惑い黙っていた・・美奈子は俺の返事を待たずして話続けた 「美奈子も解っていたの、私達あのまま進めば悲惨な破滅の道を進んでいたわ、美奈子は健司さんの性格知っていて甘えていたの、健司さんも解かっていたはずよ」俺は沈黙を続けた 「・・・」

 美奈子は尚話を続け 「美奈子、長い間 健司さんが苦しんでいたこと気が付かない振りをして悪い子なの、美奈子の気持ちだけを押し通し健司さんを苦しめてしまったわ、もっと早く決断すべきでした・・許して下さいね」

 俺は呟く様に 「ミー子が謝る事ではないよ・・全部俺が悪いんだ」 美奈子は引き続き静かな口調で 「・・そんな事云はないで!だからお互いもう忘れましょうよ・・う~ん・・忘れるなんてとても無理でしょうが!なるべく考えない事にしたの」 俺は何故か切なくてやりきれない思いで、黙って聞いていた。

 美奈子は普通の人とは物を見たり感じたり考える視点がまるで違う。 教養はかなり高く頭は非常によかったが、何処か危なげで、常識では考えられない別な星から来た様な不思議な人だ。 時として誰よりも物知りで、俺は理数は得だったが文学や歴史芸術絵画等は全くの苦手で有った、何時も俺の質問の度に解かり易く丁寧に教えてくれた。

 だが俺にとっての美奈子は、純真無垢の子供の様に危なげで、そんな美奈子を俺はとても可愛く好きでたまらなかった。 ただ違っていた事は守る愛だけで、女として考え得なかった事だ! ・・破滅か!俺も痛切にそう感じていたが逃げ出してしまう事は俺にとって自分を裏切る事と美奈子をジャングルの中に一人置き去りにしてしまう様でとても出来なかった。

 そして美奈子は俺を失う事で美奈子自信が命を失ってしまうのではないかと恐くもあり、この気持ちを貫く事だけしか見えなくなって、死に向かって進みもがけばもがくほど出口が見付からず、この愛は間違っていることを認める事も告げる事も出来ず、それどころか美奈子を傷付け壊してしまうのではないかと恐くて出来なかった!。

 そう云えば以前、美奈子が俺の為に云った事がある、人はどんなに美しく綺麗な心を求めても この世界に生きる事自体が醜いの、黴菌も病原菌も全て生きているの、彼等からすれば人間の方が大悪党、それを人間のエゴで敵と勝手に決めつけ悪い物として殺してしまうの、

 しかも、高級霜降り牛やフォワグラなど、人間の都合でビールを与え運動をさせずに育て其れを平気で食べ、新鮮の物が美味しいと魚など未だピクピク動いている活き造り等美味しそうに食べるのよ、これって観方によっては物凄く残酷な事でしょう、

 この世界の生き物は全て生きる悲しみを抱えているのその為に動物も植物も無残に殺して飢えを満たしているのよ、そして時として自然すら感情も無くどんなに望む命であっても無残に暴れまわるのよ。 

 もっと悪いのは人の生き血をすって金持ちになり、金銀の装飾を付けその人達がそのお肉等を得意げに喋りながら食べている口やあの油でギタギタした唇を想像すると、吐き気を覚えるわ。

 人間の都合で神の思し召しと云い、この世に生まれた事、事態がもう罪み深いの、生まれた其の時からこの世の生物は全て戦っているの。 矛盾に苦悩しても人は生きる為に大切な動物や植物の命を頂いているの、又其れに関わった人々努力が有っての物なの、だから食事は疎かに出来ないの、

 其の為に心ある人は、外国では食事前に祈り、日本では感謝の気持ちをもって ”頂きます、ご馳走様” を言うの。

 全ての人は人ばかりではないわ生物そのものが互いの犠牲で生きていられるの、貴方が思っているほど綺麗な生きものはいないのよ ”運命は残酷なものよ”、でもね人間は不思議なもので正義のためや愛情のために死ねる人もいるのよ、 と俺を救う為に云ったことがあった。 もっとも皆知っての事だろうが、改めて問いかけられ ”生” 其のものが残酷な事を知らしめられた思いである、

 この自然界に生きる箏は全て悪の原理に繋がっているのかもしれない!。

 なおも美奈子は今まで心に溜めていた、思いを語る様におっとりした口調で話始めた 「健司さんに、初めてお逢いした時に、この人は言葉は荒いが 今まで誰にも感じた事のない優しさと愛を感じ 誰より純粋で真っ直ぐな人と思ったわ、 実際その通りで美奈子を理解して 愛して頂けるのは健司さん以外いないと思ったの」

 美奈子は自分の言葉を慌てて否定するように 「・・うそよ!美奈子解っていたのよ!健司さんを苦しめている事を知っていたわ」 ・・また静かに自分自身に問いかける様に話始めた

 「でも健司さんを失いたくなく このまま護っていただければ一緒にいられる、一時はそれで良いのだと思い最後までこの愛を貫こうと思ったわ その方が美奈子にとって幸せの事だったから、健司さんに抱かれ見守られて死ねるのなら良いと思ったの でもね自然でない愛がこのまま進めば健司さんが耐え切れず崩れてしまい壊れてしまうから、だからこそ 美奈子も凄い葛藤が有ったの」

 そこで言葉を捜す様に暫く沈黙があり 「本当に健司さんを愛しているのなら健司さんの為に 恐い結末にならない様に美奈子!身を引いたの」 なおも溜めていた物を吐き出すように静かに話続けた、

 美奈子の云う通りだ 美奈子だったら死も厭わないだろう 美奈子自身も俺の為に辛い選択をしたのだ、

 其の頃の俺は看護疲れと 俺の全てを賭けたレースを捨てる事のジレンマで限界だった、若さ故か 自分の殻らの暗闇に押しつぶされ 方向も変えられず追い詰められ 出口も見失いどんな理由があろうと愛し続けるのだと、方向を変える事に嫌悪感さえ覚え許せなく、だが何時か俺の弱さ きっと裏切る事になる、それを思うと死を考えた事もあった! あのまま進んだら・・きっと・・ いや!俺は美奈子の方が確り現実を観 受け入れていたのかも知れないと思った、意外にこの壊れそうなクリスタルの容器は俺の予想より強いのかもしれない。

 俺の心を察したのか 美奈子は話題を変え 「軽井沢 空気も綺麗で 夏じめじめしていないの、此処の所 体調安定しているの それに沢山友達も出来たから、もう何時までも子供で無いから・・今 家のお手伝いさんと小さな喫茶店を開いているの、健司さんを困らせる事はもうしないわ 本当よ、こんなに元ピルケース.jpg気で明るくなったでしょう・・で誰なの?」

 何気なく美奈子の手は胸の薬入のニトロペンダント(nitro-case 'nitroglycerin')を触っている、当時俺が緊急時に薬が飲める様にプレゼントした物だ・・まだ薬を入れているか解らないが..聞くことも出来なかった・・俺との思い出をなるべく考えないか・・・、美奈子らしい答えかも知れない。

 ・・丁度 刺身定食が出来て来た、何かネタが特別の様だ 俺は無言で ”何故!” と云うような目を向けた 店の主人 「社長さんから伺っていますから」 俺は店主に向かって笑顔を作り 「そうですか ありがとう」 今度は美奈子に向かって 「さぁー食べよう・・ミーコが良く知っている人だよ」

 「ねー誰なすしjpg.jpgの、心当たり無いわ」 俺は覚悟を決め 「先生だよ!」 「先生?」 「ミーコが入院していた時の鶴見先生だよ」 「ええ!・・うそよ!うそでしょ!」 「本当だよ、こんな事、嘘なんか言える訳無いだろう」 「そう言えば優しい目で、健司さんを見ていたわ、あの時・・病気の私にコンプッレクスがあって何故か、やきもちかな?、すごく先生と反対の立場に生りたいって・・」

 「健司さんに言えなかったの、時々健司さんに毛布掛けていたわ、優しい人だと思った、あの人なら大丈夫よ、健司さんが何時までも一人で気になっていたのよ・・でも驚いたわ!先生で本当に良かった安心したわ、先生元気にしていますか?」 やはり、毛布の事知っていたんだ。 美奈子はそのように考えていたんだ、それと凄く勘の鋭い子であった、その時から何かを感じ取っていたのかも・・ 「元気だよ有難う、ミーコと話せて・・これで俺・・胸の痞えが取れたよ・・」 一息入れホッとしたように 「良かった!」 その後、暫く沈黙が続いた。

 「さぁーお寿司美味しそうだね頂こうよ、ミーコも食べなさい」 寿司ネタも新鮮で美味しいところばかり美味しいはずの刺身も、何時ものように美味しさは少しも感じず、それどころか口の中は渇き切り、お茶で無理やりに押し込むように食べた、今まで多少のストレスが有っても、これほど食事が精神的に左右されるとは思いもしなかった、 美奈子も一切れか二切れ位食べた様だが食が進まない様子だったが無理に進める事は出来なかった。

 俺は乾ききった喉を潤す為にゆっくりと二杯目のお茶を飲みほし、次の言葉を必死に捜した、出た言葉は 「ルノワールの絵が好きだったけれど、今も絵を描いているの?」 大きく開いた瞳は何処までも深く澄み切り、何か幻想の世界に引き込まれてしまうような、眼差し、現実を忘れてしまいそうで、美奈子の話声が何処か遠くから聞こえて来るようだ・・ミーコとの楽しかった思い出が甦る 美奈子は悲しそうにあらぬ方向に目を映している俺を見て 「健司さん、どうなさったの!」 俺はハットして 「いや、なんでもないよ」 頭の中で思い出が渦巻いていた。

 「ええ、最近少しずつ描き始めているわ・・画廊と言う程のものでは無いですが、お店の2階に飾っているの・・・でも此れでお別れね!」 伏せ目であったが確りと別れを告げる声であった 「そんな事ないよ、其のうち絵を見に行くから・・それと、まだお父さんにはチームとしてスポンサーの事でお世話になるかも知れないよ」

 暫く間をおき、物静かに美奈子は語りかける様に 「それは、それよ」 「・・」 「健司さニトロケース2.jpgん、お別れに来たんでしょう?・・健司さんのいけない処、私の事言っていたけど、私よりナイーブで優し過ぎるのよ、反って罪作りよ! 世の中には如何にもならない事もあるの」 「・・・」 俺はどの様に答えてよいか何を話して良いのか解からなくなりただ沈黙をした、

 美奈子は尚も話を続けた 「健司さんの性格を知っているからこそ私が家を出る前に何度もビジネスだからと念を押したのに、あのまま父からの援助を受けていれば、今になってレース辞める事は無かったのよ」 「そうは行かないよ」 俺は力なく答えた 「そうよねそれが健司さん、出来る訳ないから・・」

・・暫く沈黙があり、あの引き込まれる様な目を大きく見開き 「私が家を出る前に今の様な話を聞かされたら、・・きっと健司さんのその優しさに絶えられなく取り返しの付かない事をしてしまったと思うの、私達はもう会わない方が良いの!・・もう前の美奈子では無いわ、大丈夫です先生の為にそうしなさい、それが私と健司さんの幸せよ、解っているでしょう!」

 美奈子はゆっくり、おっとりと俺に理解出来る様に話した、全くその通りだ!、 確かにその通りだが何か美奈子自身に言聞かす様に聞こえ、懸命に強がっているとしか思えてならなかった、また病をぶり返すのではないか本当に体大丈夫なのか?薬が必要ではないのか・・?かえって心配がつのるばかりだ。

 俺の心を察したのか 「私の事なら大丈夫よ」 いつの間にか大人になっている!いや、もうずーと前からなのかも!ただ俺が気付かなかっただけかも知れない。

 ・・俺は心の中で心配との葛藤があったが、その通りだよ、あのまま行ったら本当に俺は壊れてしまった、現実に生きているのだから!・・今ではヨシ子を誰よりも愛しているよ!そして誰よりも必要で大事な人なんだ!、改めて感じさせられているよ・・別れは寂しいものだ、此の異常なくらいの寂しさは、なんなんだ!・・本当にかなしいよ・・俺は遣る瀬無い気持ちを俺自身に吐き捨てるように

 「あぁ・・解ったよ!」 荒れ狂う人も困るが、こんなに優しい人も困る・・美奈子俺をなじってくれよ・・俺が救われたいからか?そんな事の出来る人ではない、勝手だよな・・優しさを求め優しさに苦しむなんって!。

Minako-R.jpg ・・何だろう逢うまでは沢山々話す事が有ったのに、肝心な時に何も思い浮かばない!、話せば虚しくなる、頭の中で思い出が空回りして焦るばかりだ、よく体が弱く俺に何もして上げられないと嘆いて ”悲しい顔でいるミーコを後ろから良く其のたびに抱き締め、慰めたものだ” 当時の事が甦る!二人の会話は沈黙が多く途切れ途切れで有ったが、二人には通じ合っていた。

 大丈夫と言ってはいるが、未だに心配なってしまう、割り切る時が来たのだ・・・息苦しい沈黙が暫く続いた心残りで有ったが・・

 心残りであったが、振り切る様に立ち上がり 「それじゃぁー、まだ時間あるから俺達のレーシング・スクールの事務所に寄って帰るから」 ・・なんで、こんな説明しているのだろう、俺が何処に行こうがもう何の意味も無いのに?・・

 「お父さんには、本当に自分勝手な事をして、申し訳ないと伝えて下さい・・其れにお母さん元気ですか?」 美奈子は俺を見上げ 「はい母は、元気にしています」 「お母さんにも宜しく伝えて下さい、それじゃぁ」 俺は手を出して握手を求めた、 美奈子は応える様に立ち上がり、両手で俺の手を握り締め 「健司さんも、お元気で・・・お母様にも宜しく伝えて下さい」 澄んだ大きな瞳が益々大きく俺を見詰めた

 「あぁ、それじゃぁ!」 俺は頭を小さく立てに振り応えた・・そのまま何も語らず暫く目を見詰会い、色々有ったがもういいのよと言っている様であった、

 美奈子はは目を伏せ消え入る様な声で 「さーぁ、行きなさい」 その言葉の意味は そうする事しか出来なかった俺を許したのか 悲しくなるからか?、その意味を理解したくなかったのか俺自身答えを出したくなかったか美奈子の本音を知りたくもなかった。 俺は思いきる様に今度は 「あぁ.. 」 頭を小さく立てに振り頷いた、 本当は今まで俺の方が助けられていたのかも余りにも静かな別れだ、言い知れぬ悲しみと 決して取れることのない 棘が心に突き刺さったままだ。

 何故か、さようならは二人とも口には出さなかった 俺は一度も後ろを振り返らず寿司屋を出た、涙が出そうで振り返れなかった、それだけでは無かったもし振り返ってしまったのなら、ダムが崩壊する様に全てが壊れてしまう、 美奈子にしてもそうだろう・・ ’ミーコ(美奈子)’ はどんな顔をして、私を見送っているのだろう・・解っていたが、どうにも悲しい!たまらないよ!クソ!悲しくて悲しくてやり切れないよ! 誰かが俺にすこしでも俺に触れたら きっと滅茶苦茶に爆発していただろう。

  《レーシングチーム事務所にて》

銀の鈴広場1.jpg 駐車場に戻り車に乗り込んだがこのまま、真っ直ぐチームの事務所に行くのは苦し過ぎた、乗り込んだ車を降りて車はそのまま駐車場に置き電車で気を紛らせ訪ねる事にした、東京駅の人混みの中、銀の鈴広場を通り過ぎ良く此処で美奈子と待ち合せしたものだ、当時俺を見つけると万遍の笑顔で上げた手を千切れんばかりに振りながら駆け寄る美奈子の姿が思い浮かぶ。

 俺は一層孤独と悲しみを覚え、電車の中で黙ってすまし顔で乗っている人々は、何も苦しみも悲しみも楽しみも無い能面に見えた、いや能面の方が表情がある、この人達には其々の人生がある、いったい何を思って生きているのだろうか?恋人に逢いに、中には誰かを恨み怒りに震えている人も、最愛の人を亡くした悲しみを背負った人もいるのだろうか?同じ境遇でも探す様に俺は何故か車内を見回している。

 錦糸町の駅から気分を変える為にゆっくり人々や商品の飾りウインドーを見ながら歩いてレーシングチーム事務所を訪ねた、沈んだ気分を取り除くために大きく息を吸い込み気持ちを整え、ドアを押した

 明るさを装い 「ヨォー!この前は有難う!」 パソコンに向かい難しい顔の久美ちゃん 「あら!龍崎さん如何したのですか?」 俺は寂しさを打ち消すために 「可愛い久美ちゃんに会えなくて寂しくて会いに来たんだよ、慰めてくれる」

 パソコンの手を止めた久美ちゃん、俺の顔を伺うように 「またぁ~、冗談を!慰められたいのは私ではないでしょう?」 俺は作り笑いで、質問を無視て 「監督は?スポンサーの事で少し話が」 久美ちゃん、席を立ち 「監督、今奥で生徒にランセンス習得の講習やっているの、後2,30分で終わりますから・・今コーヒー入れます」

 俺は事務所のカウンターのドアを押し開け、コーヒーを入れに立った久美ちゃんの後を追いながら 「孝ちゃんや井原君は?」 久美ちゃんカップにコーヒーを注ぎながら 「スクールの練習用レースカーのメンテナンスに富士なの」 続いて矢継ぎ早に「竹田君は?」 暫くして此方を向き 「はい、コーヒー・・・、竹田ですか・・教室、中で監督の手伝い」 何処か事務的で冷たく応えた、うまくいっていないのかな?

 まったく!俺は人の心配している場合かよ!心の中で思いながらも 「有難う、コーヒー旨いね!それでどうなの、仲良くしている?」 少し暗い顔を作り久美ちゃんは声を落とし 「それが・・まだハッキリしないの、影で彼女に未だ会っているような?、彼には内緒よ」 「ふーん!俺はなんとも言えないよ、此れから先は、久美ちゃんが決める事だよ、自分の人生だからね」

 「ええ、私も解からなくなって」 「今、彼はこんな華やかで刺激的な世界に入り目移りして居るのかも、何て云って良いか解らないが、自分を見失っているのかも、何時かわ気付くと思うが、それでは久美ちゃんが可愛そうだね、今俺が言っても解らんと思うよ・・如何したものか誰か他に良い人居ないの?」

 「ええ、いないわ」 「此れは、危険な賭けだけれど他に誰か居る様な素振りしたら・・でもこれ幸いに逃げられる可能性が大きいよね、俺にも判らないよ」 「辞めときます、リュウさん責任取ってくれるなら・・もう暫く様子見ます」 「ビックリさせるなよ!本当難しいな」

 今度は少しすねた様に 「結婚早々で冗談ですよ!今日の龍崎さん、何か違う!恐い顔している、如何かしたんですか?」 やはり、美奈子との別れが何処かに出ているのか? 「別に、何も無いよ」 慌ててコーヒーを口にした、 どうやら、B-ランセンス(JAF公認)のペーパー講習が終わったようだ、久美ちゃんは慌てて 「今の話、内緒よ!」 俺は頷いた。

 未来のレーサー達が十~二、三人位、ザワザワ話をしながら出てきた、中には俺と面識は無いのだが俺を知っている者がいて 「龍崎さんですね優勝おめでとう御座います」 きっとレースでも観戦したのだろう 「あぁ、ありがとう」 イストラクターの森田君と営業の竹田君が話しながら此方に来る、竹田君 「あ、龍崎さん如何したのですか?」 「お前の事が心配で、レースクイーンに目移りしていると思ってな」 竹田くんテレ笑いしながら 「リュウザキさん!キツイッス!冗談でしょう!監督中にいますよ」 俺は教室の中に入り、監督に声を掛けた 「監督!先日は支払い有難う御座います」 「おう!リュウどうした?」

北原 監督どした.jpg 「今日、俺のスポンサーの処に行って来ました、俺今期限りでドライブ辞める事、了解を得てきました、其れで来期からの相談改めて伺う事でお願いして来ましたから」 監督、大きな窓ガラス窓越しに外のビルや景色をボンヤリ眺めながら 「そうだよな、あの会社前の奥さんの処だからな、大口のスポンサー失ったか、冗談だよ!ご苦労さん、何れ挨拶に伺う予定だった」

 「勝手にすみませんでした」 監督はそのまま外の景色に目をやりながら「いいんだ!あれはリュウ個人のスポンサー、苦い思いで獲得した物だからな」 暫くの沈黙の後・・監督は躊躇しながら 「リュウ!酷な事だがチームの為に又一緒に行ってくれるか?・・無理なお願いとは解っているが、スクールも苦しいからな」

 俺の予想した通りだな 「....はい、スクールのチームとしてなら一応話はしましたが、しかし、どうなるか解かりませんよ保障は出来ません、それでよかったらその時は連絡下さい」 頷きながら「何れチームとしてお礼の挨拶をしなければ」 「はい、有り難う御座います」

 やはり俺が険しい顔をしていたのか、監督の後ろにいた、森田君、気をきかし言葉を挟んだ 「龍崎さん、今度走りますから教えに来て下さいよ」 「そうだな、結婚式済むまでは忙しいから、その後だな」 森田君の性格で有ろう、素直に 「お願いします」 と応えた

 事務室に戻りながら、監督は後ろに従って来た森田に手を差し伸べ俺に向かって 「今度、此方の森田君をGTレースに出場させようと考えているんだ」

 俺は内心複雑な気持ちも有ったが、ホッとして 「F.Jの前に いいんじゃないですか、それとスクールのレースで生徒の成績の良い者、スクールの年間チャンピオンからビックレースに出場出来る様にしたら、生徒達も励みになり希望が持てますよ、 誰かもう一人事務員企画担当を入れたら良いのでは?」

 監督空かさず 「いい考えだ、リュウ企画立てて見てよ」 「俺がですか?・・横須賀基地 本業になるから もう今までの様に休めません、何時になるか解りませんよ」 監督この期を逃してはと思ったのだろ 「新たに生徒集めるのに良い企画だよ!軌道に乗ったら人を入れるから、当分の間だリュウの休みの時だけでいいから、必要な時は連絡に久美ちゃんを使ってくれ、頼むよ!..なー久美ちゃん 良いだろう」 監督・・本当に人の使い方上手いよ、経営者に向いているな

 久美ちゃん、何故か嬉しそうに 「はい 解りました、リュウさん何時でも言って下さい」 「まったく!監督!何時になるか解りませんよ」 監督俺の肩に手を沿え 「リュウは良いアイデア一杯持っているから、今年中でよいから企画立ててみてよ!」 背中をポンと叩いた 「まぁー、何時も俺の要求聞いて頂いてむらっていますから」 監督空かさず 「他のスポンサーの件も有るから、此れからも頼むよ」 ・・そんな雑談の後、チーム事務所を出た。

 錦糸町から東京駅へ戻り社長と美奈子の顔を思い浮かべ、ビルを眺めながら、もう此処にはあまり来られないな、そんな思いで駐車場に向かった、 流石に今日はそのまま直ぐに家に戻り、ヨシ子に話しをする事が出来ない心境で、この言い知れぬ寂しさを一人心を鎮めたかった。

タッチおじさん ダヨ!.jpg ストーリ【Story前編16】へ続きます、クリックね《http://touch-me.blog.so-net.ne.jp/2012-09-17是非お読み下さる事お願い致します


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コメント 4

masakazoo

それにしても、読み応えがある。
3分の1程度の方がいいかもしれない。

女性の会話部分と男性の会話部分を色分けしたりしても、読みやすくなるかもしれない。

私は、男女の会話が好きです(意味無かったかな?)。
by masakazoo (2012-06-13 23:58) 

ナベジュン

いつもお世話になっております。
仕事が落ち着いたのでまた見に来ました。
ここまで読むのに大分時間かかっちゃいましたがクライマックスまで来たので残りの回も早いうちに見届けたいと思います。
by ナベジュン (2013-05-11 01:34) 

ちゅんちゅんちゅん

こんばんは!
ぐらぐらしてますね~!
予想外の方向へ転がっていったらどうしよう・・・(^_^;)
by ちゅんちゅんちゅん (2013-06-21 02:06) 

mimimomo

こんばんは^^
今回もまたご訪問ありがとうございました。
気温が安定しない今日この頃、ご自愛くださいませね(^-^
by mimimomo (2017-03-11 18:00) 

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