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枯れ葉の流れ着く先 【幻:前編1】 「Fictoin Story」 [小説〔Story〕]

小説ですので【前編1】~【前編17】の順にお読み下さい、読み易く登録が逆に戻る様になっています 

   《回想:reminiscencesFormula Nippon Twin Ring Motegi(フォーミラ日本 モテギ・サーキット 8/9日) 

リュウヘルメット.jpg

 真夏のギラギラした太陽を千切れ雲が時折遮り 汗ばんだ肌に気休めの風がそよぐ

 ここモテギ・サーキットは畑や田園に囲まれた静かな農村であるが、暑さを物ともせず この日ばかりは流行のファションに身を包んだ若者達や派手な車が集まり交通麻痺が起き この暑さ以上の熱気に包まれ賑わっている。

 サーキット内では前座の各レースも終わり、本日のメインレースであるフォーミュラ日本の始まりである、

 前日サーキットのコース一周のタイムが早い順に予選順位が定められ コース上に決められたスタート位置に運ばれたフォーミュラ・カー(formula car)にレーサーが乗り込み、

 その日の天候や温度風等に併せ疾走ぎりぎりまで各マシーンのセッテングを行いキャスター付きバッテリーとダイナモスターターでエンジンをスタートさせ タイヤのグリップりょくを高める最適温度に保つ為のヒーター付のタイヤカバーを外し終わったメカニックや関係者、派手で大きなスポンサーの宣伝用パラソルを翳した華やかなグリッドガール達 (grid-girl :日本ではレース・クィーンrace-queenと呼んでいる クィーンは一人のはず) も立ち去り、

 サーキットのコース上フォーメーション・ラップ(formation lap)を迎え 各レースカーが予選順位順にペースカー(pace car)の先導に従い各マシーンが蛇行したり急激に速度を早めたり緩やかにして ニュータイヤのスクラブ(scrubや適切なタイヤ温度を保ち グリップ力を増し 其々少しでも良好な方法でマシーンの性能を上げ より レーサーのモチベーション(motivation)を高め 予選タイム順に規則正しく定められたスタート・ポジションに着き初めている、

 サーキッド・スタンドを満席に埋めた観衆の歓喜や騒めきも今は消えスタートの瞬間を固唾を呑み この暑さにも増す眼光で見据え、 今 正にFN(フォーミラ日本)マシーンがスタートの時を迎えている。

 スタート位置に着いたフォーミラ・カーのコックピットに納まっている13人のレーサー達は剣豪が命を賭け戦いに挑む様に誰も寄せ付けないビリビリした緊張感を漂はせ、 其々孤独に耐えながら闘志を胸にスタートの時を今は遅しと待ち侘びている、

 彼らの操るマシーンのエンジン(3.4ℓ・V8・90°600+α/hp)からは一斉に高圧縮高回転のレーシングカー特有な甲高い排気音(この時ばかりはexhaust noseとは云はずexhaust soundと呼んで欲しい)を奏で ”ヒューンフォフォーンフォーンクォーンフォーン” と戦場の雄叫びの様に鼓膜が破れんばかりに響かせ 聞く者の腸(ハラワタ)に染み渡り 燃料の焼けた匂いと共に 身体の奥底から湧きあがる 痺れるような官能を呼び起し嫌が上にも興奮が高まっている。

 二番グリッド(grid:ポジションposition)のフォミュラーカーに収まった俺は一人狭いコックピット(cockpit)の中 幾度この時を迎えたことか 軽量化され機能のみ追求し体にぴったり合わせたクション無しカーボンファイバーの無機質なドライビングシートに6点式シートベルトで体を確り締め付けられ 無機質であるが故に 改めてマシーンと一体化し魂を吹き込み命を蘇らせるかのように ”さぁーいくぞ!” とマシーンと俺自身に気合を入れる、 この様に同一基準のフォーミラカーであるがメカニックの調整と整備レーサーの好みや性格で各マシーンの個性が生まれるのです。

 斜め前に見えるレーサーやバックミラーに映る百戦錬磨のレーサー達の自信に満ちた顔が圧迫する 短い待機時間がこれほど長く耐えきれない孤独感に包まれるのか! その都度これまでの念いと不安を一層誘い不思議と過去の出来事が鮮明に蘇る、それにミラーに見え隠れするレーサー達の執念や決意の思いがじわじわと覆いかぶさる

 このじりじり刺すような日差しと熱気の為 陽炎が立ちのぼるコース上 耐火耐熱用レーシングスーツに特殊耐熱用上下アンダーウエアーそれに足先から頭より全部を覆う耐火マスクやグローブ・ソクッスは安全対策に必需品で着衣し待つ 緊張のあまり気にはならないが かなりの暑さ体力消費になる やがて最後尾のマシーンも所定のスタート位置に着き 更に緊張が最高潮に高まる!

 スタートライン前方上部にスタート合図の為に横に並んだ五つのシグナル・ライトを見詰め、 逸り高鳴る気持ちを抑えるように静かに計器とスイッチなどを改めて確認し 不安を打ち消すかの様にステアリングを暑さと緊張で少し汗ばんだグローブ越しに強く握り返した、 ”唯 勝つ事のみ無心になれ” 己を奮い立たせ闘志に変え戦闘態勢に入る時でもある、

 ”・・たのむ 機嫌良く していてくれ!・・” と心の底から絞り出すように 繊細で気まぐれのマシーンに呟き・・・ ヘルメットのバイザーを右手で確認し 瞼を静かに閉じ 一度大きく深く長く息を吸い込み静かにゆっくりと息を吐く レーサー達の気迫と己の不安に押し潰されそうな 心を鎮めようと試みる、

 何故か何処かで見たのであろう しなやかで贅肉が全く無い 黒ヒョウの獲物を追う躍動豊かな優美な姿が鮮明に浮かぶ・・・狙った獲物は決して逃さない あの強さとしなやか(強靱)さ 俺の願望なのか!?・・・改めてステアリングを強く ググッと握り締め!

 おもむろに瞼を開き力強くスタート・シグナルを凝視 スタートの瞬間だけに集中する、

 おそらく2列に整列した13台のレーシングマシーンから 否応なく高らかに戦闘意欲有る轟音を放っているだろうが スタート位置の前方上部に 横に並んだ信号機のランプだけが クローズアップされ 相反する様にそれ以外 全ての物や音が掻き消され 集中した俺には静寂其の物だ、

 ただ自身の心臓の鼓動だけが ”ドックン、ドックン、ドックン” とやけに大きく響く!、剣豪が立ち会いの時 無心になる様に ”慌てるな 冷静にしろ 何も考えるな!” と心中で反復する。

 五つのグリーン シグナル・ライトが一斉に消え、今度は網膜一杯に 一つずつ真っ赤なシグナルライトが映り始めた!

 さぁーいよいよだ そのまま握っていたステアリングをドライビンググローブを透し少し汗ばんだ手で握り返す緊張と逸る気持ちを抑えながら スタートの瞬間にタイミングを合わせ、

 赤いスタートシグナルライトがワン・ツゥー・スリー・フォー・ファイヴ・・一つずつ5つ全て点灯 次の瞬間 全てのライトが消えた! ブラックアウト(blackout)

            Go-ahead・・・ ・・・ スタートだ!・・

 握り締めたステアリング(steering wheel)を更に握り込み中指でパドル(paddle)を瞬時に押し上げギヤ(gearshift)を繋ぎ 神経を集中させた足先のアクセルペタル(accelerator pedal)をほぼ同時に踏込む!

 静寂を破る様に はちきれんばかりに張りつめた緊張を一気に解き放つ!俺の心の奥で眠っていた野生の血が目覚め体じゅうを一気に駆け巡る!

 ヘルメット越しの頭上に口を開けているインテイク マニホールド(intake manifold)からまるで生き物の様に肺一杯(ピストンルーム)にヒュヒューンと空気を吸い込み 背中に置かれた3.4ℓ・V8エンジンがこの時を待っていたとばかり応え 8個のピストンが力強く上下に動き 激しく身震いを起こしながらモンスターが目覚め 俺の足先のペタルに合わせる様にクォウォ~ンと高圧縮高回転の独特な唸りを上げる!

 サーキット全体の空気が嵐の海岸に激しく岩をも打ち砕ける波の様に全マシーンの甲高い排気音がクォーン フッォフォーン フォーンと爆発的に響きわたる まるでマエストロ(maestro)の指揮に従い各車が其々シンフォニー(symphony)の様にエキゾースト(exhaust の金管楽器)から これでもかとたたき付けるように大音響を轟かせる、同時にレース用燃料の焼ける香りを満席に埋めた観客席にまで漂よわせ否が上にも興奮を盛り上げている

 路面に密着しやすい特殊コンパウンド(compound)で作られた幅の広いレース用タイヤが力強く路面に食い込み 激しく蹴る様に回り始め白煙を上げながら焼け焦げる匂いとスリップ痕をくっきりと残し

 一斉に13台のマシーンが満月にしぼり込まれた弓の弧から矢が放たれる様に 全マシーンが猛然と飛び出す!

 俺は力強く後方に押し付けられる 強力なGを受け (添え字Gは大気圧標準を表し/圧力度を数字で表す) ドライビング・シートに体と頭も動けなくなるほど押し付けられ張り付いてしまうが、逆らう様にステアリングを確り握り締める!。

      ”よし!上出来だ!(good job!)” 俺は心で呟く、

008-1.jpg ”スタートは微妙で難しいものだ!

 アクセルでパワーを急激に加え過ぎてもタイヤが激しくスリップを起こし地面との摩擦抵抗を失い空転しマシーンは前に進まない (これぞ俗に云うカラマワリ)、

 極限までパワー(power)を求めたレース用エンジンはトルク幅(torque-band/rpm)が狭く、アクセルが弱すぎてもエンジンパワー(PS:f/HP:uk)を失いノッキング(knocking)を起こし立ち上がりが悪く相手に交わされ遅れを取ってしまう微妙で難し

 そして云うに及ばず高回転高出力に耐えられるクラッチ板やバブルヘッド等ベアリングに至るまで 全ての部品が軽量堪つ強化精密に作られ 新素材(アルミ合金・マグネシュウム合金・チタン合金やセラミック・カーボンファイバー等が有りこれからは加工し易い セルロース ナノ ファイバー(cellulose nano fiber)や異種類材料接合技術が期待されている(例えば:鉄とアルミ合金等) 尚バブルタイミングや点火等エンジンの制御センサー類が進みコンピューターの導入がある"

 飛び出す様に走り出すマシーンの強烈な圧力(G)に逆らい反射的に手足が反応、それと同時に周囲の状況変化を瞬時に読み取り 僅かに出遅れた前車の僅かに開いた脇を擦り抜ける、

 第一コーナーを目指しステアリング・バドル(steering-paddle)を指先で押上げシフトアップ(shift-up)、空かさずアクセル・ペタル(accele-pedal)踏み込み又戻す、もう一度反射的に素早くバドルを握り三度目のシフトアップ、

 今度はこの世の中の抑制された全てを否!俺自身の抑圧された心の全てを取り払うかの様に、これでもかとアクセル・ペタルを床が抜けるほど強く踏み込み加速する 観客席に見える人々が 一瞬に後方に消え去る!

 エンジンは俺の意思を汲取るように立ち上がり良く 激しい振動を起こしクーオッオンと吠える!回転数はレッドゾーン(red-zone)を遥かに越えている

 俺はマシーンが壊れない事を祈り ”よし!相棒 たのむぞ!” 間髪を入れずアクセルを戻しバドルで変速ギアーを4速に入れもう一度力いっぱい加速する、 このレース用車は普通の車と違いミッション(transmission-gear)はパドルシフト6速(F-1はギアーミッション シフトが7~8速・エンジンは点火プラグの無い希薄燃焼lean burn engine)まで有る。

 此処までの一連の操作は 字数にしたら かなり多いが スタートから僅か2秒足らずの間で 訓練されたレーサー達は計器とエンジン音で反射的に動作する、此のクラスのレースでは性能がほぼ同じ、第一コーナーまでの先頭争いが重要、其の後のレース結果にかなり影響するからだ

 解き放たれた野生の狼達が獲物を追い詰める様に13台のマシーンが第一コーナーに群れを成し一斉に傾れ込む、 俺は瞬時にバック・ミラーを確認しスタート時に僅かに出遅れたトップのマシーンをアウトから素早く交わし押さえ込む様にコースのインに付く、スピードに慣れない人は充分広いコースの幅もスピードが増すごとに極端に狭く感じる況してやカーブは極端に曲がって見え 初めてこのスピートを体験した人は恐怖すら感じるだろう

 迫り来る第一コーナー後続車を少しでも引き離す為 ”ここも勝負処” 何時もよりワンテンポ先コースを飛び出す寸前ぎりぎりまで引っ張り ブレ-キングを遅らせ

 間髪をいれず思い切りブレーキング! 同時にエンジンブレーキを併用してシフトダウン・ギヤーを2速まで落とす目の前に見えるフロントタイヤウイルのブレーキディスク(PFC社製6ピストン中空carbon ceramics disk brake )が熱をおびて真っ赤に染まる マシーンが微妙に左右にブレながらアウトに向かう! その激しさは想像つくだろう!

 (これも微妙でタイヤをロックさせたら制動距離も長くなりタイヤにフラット スポットが出来てしまい その後バイブレーションが起きタイヤはもちろんの事 車体にもレーサーにも悪影響を与える、 一般にブレーキシステムは忘れがちになるが早く走るのには必要不可欠なもので 前後左右如何にバランス良く短時間で速度を落しせるかメカニカルな調整が重要、 普通の車のディスクブレーキでは余り激しく使うと時にはフェードアウト現象”fede-out”が起きてしまう事がある

スタート事故1jpg.jpg  こんどはタイヤをロック寸前で解き放つ !同時にマシーンの方向を変える為に一瞬の恐怖心を抑えステアリングを切り込み同時にアクセルペタルをオーバーに踏み込み後輪を横にスライドさせる このブレーキングからの一連の操作は一瞬の躊躇が危険を招き一歩間違えればコントロールを失いコースを飛び出してしまうからだ

 ステアリングに集中しマシーンの挙動に全神経を集中、ブレーキを遅らせたぶんマシーンがアウト側に流れてしまうが クリッピンポイントを奥にとりオーバーステァ気味にパワーを加え後輪をスライドさせ鋭角に直線的にアッタク(attack)し向きが変わったところでパワーオフ

 続いて徐々にパワーを加えながら微妙にカウンター・ステァ(counter steering)を充てフロントやリヤーの横滑り(drift ドリフト)を抑えアクセルワークを併用しながらマシーンの挙動を研ぎ澄ました全身の五感で特に背中や尻から動きを感じ取り小刻みに車体のバランスを取り次の動作に供える この時 このモンスターと初めて一体化でき巨大なパワーと共に体の一部になったと思えた、

 左サイドに頭と体に激しくG圧が加わり(特に高速カーブでは遠心力により三半規管のリンパ液の移動が起こったり 耳石に影響を与える)平のコースが斜めに傾きを感ずるが ステアリングに細心の注意を払いアクセルを小刻みに調整 空かさず3速へシフトアップ

 今度は本能の儘に全てのしがらみを振り払い周りの景色がすじ状なって流れ去る様に出来れば真っ白に光の速度をも超え時空をも湾曲させ異次元に行け!とばかりにアクセルを踏み込み4、5とギヤーをシフトアップ加速する、  (蛇足:ワープwarp・・時空の湾曲・宇宙空間での歪みを作りだす・・・実際には巨大宇宙を歪ませるのだから想像を絶する莫大なエネルギーが必要だ 宇宙には謎の重力波が存在すると云う

 目的に一直線に増々高まるエンジン音の雄叫びの中 ”しなやかで力強い黒ヒョウのギラギラ金色に輝く 射る様な鋭い眼差しが浮かぶ” それは俺が生きている実感を取り戻し 野生に戻った俺自身を確認するかのように 第一コーナーでの激しい先陣争い!、

 突然!、俺のドライブするマシーンが予期せぬ衝撃を受けコントロール不能、一瞬にして激しく前後に回転マシーンのリヤーから体操のムーンサルトの様に前後左右錐揉み状態で持ち上げられマシーンと共に舞い上がる 「Oh!何だ!・・?!!?・・」 地表と青空が真っ逆さまに見えた次の瞬間! 俺は闇の中へ・・・・・・・・。 

   蜉蝣(ふゆう)kagero^ heat haze 

ポピー.jpg 春霞が薄らいで薄青色に広がる日差しの中 ポカポカとした昼下がり 陽だまりが眠気を誘う、 何処までも広がっているポピーの花畑と枯草の香り中で大の字に心地良く寝そべっている俺がいる、

 子供の頃から今の俺の生きて来た生活が、まるでビデオの早送りかフラシュバックの様に脳内のスクリーンに映し出されている、人は走馬灯の様にと言う、夢は色付では見られないと伝えられているがポピーの花が赤や白、ピンクに、空は何処までも青く澄んで鮮やかに見える。

 すっかり忘れていた、近所の人の良いおじさんやおばさん、小学校好きだった同級生、俺の兄貴、ガキ大将、先生、職場の同僚、自動車レースの仲間達と練習中に亡くなった友人と家族、外人、行き付けの喫茶店の叔父さん、女店員、焼鳥屋のおやじ、レースの時のグリッドガール(レースクイーン等)、コンパニオン、行き付けの食堂の叔母さん、レストラン経営の陽気な外人とその妻、居酒屋の女将、以前別れた妻の汚れを知らない天使の様な笑顔、和服の女性、そして入院中の男の子と時間軸もバラバラに次々と写し出される、

 フッと見詰めるとなぜか解らないが辺りが一変して電車の中だ なぜ電車の中に俺がいるんだ! それが変だと考える余地も無く次から次へと追い詰められたように押し寄せて来る!

 ・・突然!向かい席に座った戦慄を覚えるほど恐い顔のおじさんがゆっくりと立上がり 冷たく鋭い眼光で俺を睨み ゆっくりと一歩 又一歩と迫ってくる、恐怖に戦きながらも 何故か彼の鋭く氷付く様な眼差しに吸い込まれながら 意外にも話し掛けたくなる衝動に襲われる ・・が!

 これほど無表情な顔に微かに頬を歪めた 冷ややかな微笑に背筋がゾゾーと寒さを覚え 曽て感じた事が無い恐怖が沸き上がる 俺の頭の片隅で止めろ止めろと必死で囁く!この人は冷静に笑いながら平気で人を刺せると感じ危険と恐怖心で 体中が氷付くような冷や汗で覆われる!、

 かろうじて流れ去る海辺の遠い水平線に目を移す、その状況を考える余地もなく 何時の間にか!辺りは深い深い底なしの真っ暗闇! 何処かに掴まろうともがきながらゆっくりと何処までも落ちて行く、 俺が受け入れようが受け入れまいがその時も与えられず次から次えと状況が変化し映り変わる!

Formura-RYy.jpg 映像が今度はスローモーションに変わる、何故か宇宙のような暗闇の中を不安定にふかぶかと漂い、

 二度目の結婚・入籍したばかりの妻、ヨシ子が何故か、俺の頭をかばうように懸命に抱きとめ柔らかい胸の暖かさに安らぎを感じていたが、

 突然嵐の渦に巻き込まれるように、ヨシ子の意思に反した様に苦悩と悲しげな表情に顔を歪め徐々に俺から離れ漆黒の闇の中に吸い込まれる様に消えかけて行く、

 如何したのだ!一体何が起こっているのだ!俺は懸命にヨシ子を捕まえようと試みるが無情にも離れ続けている、

 いつの間にか俺の腕の中で今にも壊れてしまいそうで どの様に抱いたら良いのかそれすら判らぬまま 不安定に膝の上に置かれている見知らない女の赤ちゃんは 何んなんだ!?。

 ただ声も発せず懸命に俺を見詰めている此の小さい物体に阻まれ 何故か体を動かす事も声すら出ない、ましてや手を離せばもっと何処までも広がる墨汁を振りまいた深い々海の中に引き込まれ、その子が飲み込まれてしまいそうでヨシ子に手を差し出すことも出来ない、それは強力な別の星の重力波か磁場の中を漂って得体の知れない不思議な磁束や重力に体が縛り付けられているかの様に!

 ふと・・ファラデーの法則やフレミングの右手の法則が蘇りオシロスコープの波形が浮かぶ 磁気や電波が人に危害を与える話は余り耳にした事は無いが強烈な磁力や重力波が集まり津波の様に受ければ?デシベル? P(dB)=10log P2/p1・・ 増幅回路?・・エミッタ・ バイアスAu=Vo/Vi=-(Rl//Rc)hfe/hie ◎×▽Ai= 振幅変調 Vam=Ve(1+m sin ω mt)sin ωet/Vfm=Ve sin(ωet-mf cos ωm t)・・???此処は空気があるのか? 揚力L=1/2PV²SCL など脳内を無意味に駆け巡る 見えない重圧に心も体も耐えきれず粉々に吹き飛ばされてしまいそうだ!

 まるで支離滅裂 (fragmentation)だ!ロバスト(robust)010101が利かなくなっている!デフラグメント(Defragment)かブートアップ(boot-up)だ!(PC用語defrag フアイルを置き換え最適化/reboot ) 再起動を行え! だが俺がもがけど 打つ手は無く まるで思考停止の異常状態が続き 勝手に状況が変化する!

 俺は引き込まれる様な漆黒の暗闇に漂いながら徐々に底なしに広がる淵に、まるで宇宙の光まで吸い込んでしまうブラックホールに俺と見知らぬ女の赤ちゃん以外全て吸い込まれ 濃霧に覆われるようにヨシ子の足元から消え始めて行く、

 悲しげに俺から離れて行くヨシ子を、赤ちゃんを膝に抱いたまま ただもどかしげ見守り、声にならない叫びをあげる ”何故なんだ ヨシ子!俺を確り捕まえて放さないでくれ!もっと確り・・” 必死の抵抗を試みるが、ウウッ!どうしたんだ助ける事も出来ない 俺の心と頭は張り裂けんばかりだ、いったい何が起きているのだ・・クーゥ!?

 ・・頭の中で混乱状態が続く 何故なんだ!訳が解らない!・・恐怖の潜在意識なのか?それとも抑圧された何かの欲望なのか?思いも因らなかったが このままレースを続ければスポンサー絡みでヨシ子を失う事になり兼ねない そんな不安が強いのか!?それとも未来への警告なのか?一体今のはなんだんだ・・・!。

上高地 河童橋.jpg 混沌とする中、自分の意志と全く関係なく 目まぐるしく場面は又突然変って!!

 今はトレッキングブーム(trekking-boom)で大分様が変りしたが、

 (余談ですが歩く行為は脳内での活性化に大変役立っている それは瞬時に次に出す足の位置を危険から避け安全を判断し進む方向と体のバランスを経験とあらゆる知識の蓄積から決めているからだ それもなるべく早く歩く事と 舗装されていない山道のほうがより良い思う 今では認知症の予防や改善にも役立っている事が証明された、脳内組織網の活性化と云い 如いてはカーレスに繋がる。

 それは幼い頃の夏の思い出 父の関係もあり兄弟と姉の担任先生達の微かな思い出 その頃河童橋は 小学生にもならない俺にとっては吊り橋が途轍もなく高く感じ きっと怖かったのだろう たぶん橋を渡れずあの冷たい梓川を姉の先生の幅広く暖かく安心感のある背に背負はれ渡った記憶があったからなのか、

 月日が過ぎ俺は高校生になり 今考えれば無謀な事であるが学校をサボり 母や家族に内緒で、其の頃は余り訪れる人も無く確か5月も終わる頃 松本からバスの運転席が谷底にはみ出しやっと通れる曲がりくねった崖淵とその昔修行僧が年月をかけ鎚とノミで堀った様な短いトンネルを幾つか経て上高地の河童橋を友人と渡り大正池や冷たさで一分も手を差し入れていられない雪解けの清流梓川に繋がる。

  澄みきった群青色の深い空 木々に囲まれた清流 爽やかで少し冷たい透明感を覚える、頭がズキンと痛くなる様な清涼感とマイナスイオン(minus-ion)に満ち溢れた空気 思わず深々と深呼吸してしまう、其処からの朝日に浮かぶ北アルプス穂高連山の山頂付近の残雪が銀色の輝き、時々突風に舞いきらめく粉雪のスターダスト、全てが新鮮で美しく素晴しく感動した。

明神池-1.jpg 大正池から焼岳では初日足慣らしに 未だに上がる噴煙 硫黄の臭いに咽、その日は大正池付近に友人の父から借りたキャンプ道具・テントや寝袋で暖かく一泊、まだ寒さが身に染みる翌日朝 日の出前に重いキャンプ道具を背負い出発 河童橋方面にもどり梓川上流の明神橋を渡り徳澤園まで二時間位黙々と歩き 朝食を軽く取り なお~横尾で遥か先に屏風岩が見える~本谷橋を渡り尚奥深く進む まだ寒さが残る雪解けの頃 残雪が所々残る奥穂高岳では天候も良く涸沢ヒュッテ を過ぎ涸沢小屋で昼食そこに再びテントを張り

 そこからは軽装備で照り返す雪渓を友と二人アイゼンを付け黙々と上がり岩場を少し恐く緊張したが踏み外さない様に岩にしがみつき、鉄梯子や鎖につかまりロープを頼りに時にはピトン(piton :f /ハーケンhaken :g)に足場を委ね 屏風岩を右手に眺めながら、慎重に慎重にやっと涸沢ヒュッテから辿り着き穂高岳山荘に一泊 、

 満天の星空に感動し、翌朝陽の上がる前に頂上の社(やしろ)に登り着き友と二人喜び合い 頂上で見る雲海からの御来光 余りの素晴しさに息を呑み言葉を失う!更に尾根続きで岩場の馬の背・ロバの耳・ジャンダルムジャンダルム2.jpggendarme:f)まで攻める(写真は まだ当時 当然カメラも持てない頃でしたので季節も違いますが 参考に示しました)。

 疲れも忘れ全ての雑念が洗われ大袈裟では無く、その雄大に広がる光景に宇宙と魂の融合すら感じ心が揺さぶられるほどの感動を覚えた、一歩踏み出せば良質な羽毛が果てし無く広がる雲海の上を子供の頃日干した布団の上で寝転び飛び跳ね遊び回った様に誘惑が襲い苦笑する、

 神秘的な宇宙との関わりを感じ始めたのはその頃だろう、 禁断の山頂で暗黒に蠢く雲海に一筋の光が我が目を貫いた一瞬 ” 我が魂 獣にならんと欲す ” その美しさに皆心の洗われる時であるのに 何処かの家の床の間に飾った昇り龍を思い浮かべ まだ若き高校生の精神的に不安定な俺は 自身の存在意義の模索中マルクスの思想など余り判らぬままに (一見理想に思うが よほど確りした指導者がいない限り腐敗と無気力・堕落を生み出す元にもなる もっとも何処かの国でも官僚や既得団体が国の発展を邪魔している、話がそれるので

 革命家チェ・ゲバラに憧れていた俺 こんな言葉が浮かんだのだろう きっと自分が生まれてきた意義や何者でどの様に生き進めば良いのか解からず(今もって解らず)俺に欠けた弱さと生き甲斐を見付けたかったのかもしれない (だが!これも革命に名を借りた暴力であったのかも知れない)。

 又中学三年生の夏 山梨県から長野県にまたがる八ヶ岳連峰 赤岳を登った記憶が逆行し蘇る、 この一連の二つの事がらも強烈に印象に残っていて鮮明に浮び上がる、友人と母を説得し 険しい山の危険とその頃病弱な私しを案じる気持ちだろうが、それより父を早く亡くし経済的に余裕がない母に俺の我儘で無理をさせ登山用品を揃えさせ そればかりか何かに付けて母を困らせた事が何時までも俺の心に残っていたのだろう

 ウワァー!今度は何処かの岩山の絶壁から足を踏み外したのだろうか・・・何処までも真っ暗闇を何処までも落ちて行く!、

 眼下には武田信玄の四男 勝頼の危急を知らせるため 政略結婚を強いられた勝頼の母 御諏訪様(八重垣姫)が勝頼の戦い用の兜を脇に抱え 凍てつく氷に覆われた諏訪湖に入水自殺した、戦国の悲劇そんな事を思い浮かべたのは多分兜をレース用ヘルメットに見立てたからだろう。

お神渡り諏訪湖1.jpg やがて青く澄んだ水を湛える信州諏訪の湖が見え初め、突然体全体に震えが走り耐え切れないほどの寒気を覚える うぅ寒い!如何したのだ 身体が凍りつきそうだ!、

 今では滅多に見られないが真冬湖一面に分厚い氷が張り不気味な音と共に膨張して割れ目に沿い盛り上がる、その高さは50cm~70cmはある、不思議とそれはちょうど上諏訪神社(大社)から(下社)下諏訪の神社に架けて割れ目が盛り上がる、それは上社の男神が下社の女神に逢うために歩き渡った跡だと語り継がれ、御神渡り(おみわたり)の神話が有る。

 今度は体がやけに暑い如何したのだ耐え切れない暑さだ汗が滲み出てくる、そしてこの湖畔には10m位吹き上げる間欠温泉があり 茹卵のような香りが漂い硫黄の湯の花が出来 鉄分も含んでいる、その周りは冬でも暑いくらいだ。

 尚此の地方には七年に一度の神社の柱の建て替えの意味もあって御柱祭りがある、茅野からの山出しの大木が人々を跳飛ばし崖を下る様は圧巻である、御神体は自然が神 諏訪神社の奥に広がる山々そのものである、尚毎年お盆に諏訪湖での花火大会は盛大である。

蓼科山.jpg 激しく目まぐるしく光景が移り変わる。 諏訪の町を右手に立石方面に駆け上り、霧ヶ峰高原 車山の女性の様な 嫋やかな曲線を描き広がるグリーンの景色に目を奪われながら ビーナスライン添いに白樺湖を通り過ぎると、蓼科湖が朝靄の中に現われる、目の前には少し丸みをおびた諏訪富士と呼ばれる蓼科山が迫って見える確か信州の蓼科高原。

 天候は変り初夏の日差しの様に暖かく、ぽかぽか陽気 やけに喉が渇く 辺りを見回すと日差しの中に小川が見える、漣が太陽に照らされキラキラ光って眩しいほど美しい、足首ほどの水嵩に小石が敷き詰められている川底が見える、裸足で水と戯れその冷たさが心地良くしばらく川底の小石を踏みしめ遊んだ覚えがある。

 何処かで見た光景だ、確か小学生の頃 夏休みキャンプで遊んだ場所だ、時空(space-time)を飛び越え 何故ここに居るのかは解らないが、山中から雪解けの湧き水 澄んで冷たく美味しそうだ、きっとこの体の火照りと渇きを癒してくれるだろう、早く喉を潤し渇きを止めよう、その美味しい湧き水を飲みに起き上がろうと・・

起きて!.jpg その時、何処ともなく  ”リュウ!リュウ!起きて、ねぇ起きて!” 母の呼ぶ声が幾度となく聞こえたような気がして目覚めた。 ”アゥゥー・・なんだ夢か!遅刻だ!早くサーキットに行かなければ” だが肩と腰の辺りに痛みが走り頭は割れる様に痛い・・ 一体如何したと言うのだ?・・・何時もの俺の部屋ではない!レース仲間がなぜいる?母は何処に?・・そうか!母だったらリュウとは呼ばず 健司と呼ぶはず、何故 母と思ったのか不思議だ?!・・・・・・。

 朦朧状態から、徐々に現実の状況に戻り・・俺は、レース・スタート直後第一コーナーへ全車なだれ込むなか、ライバル車を頭一つ押さえ突入、ブレーキングと同時に減速 後方から突然俺のレース・マシーンに思わぬ何かの力が加わり車体は前後に回転、何かに背中を吊り上げられた様に空中に舞い上がり、逆さまに地面に叩き付けられて後頭部を強く打ち意識を失ったまま病院に運ばれ ベッドにいる事が解った。

 頭への衝撃により異常興奮や発熱、脳内のメモリー回路(neuron-synaose)に異常電位差を起しシナプス(synapse)が勝手に作動しイメージ・メモリー(image-memory)が遠く昔の忘れていた記憶を激しく呼び出したのではないか?。 この長い夢は俺が目覚める、ほんの数秒前のわずかの間の事と思われる、其の上、体温調整も狂っていたのかもしれない。

 余談だが、脳内にはもう一つ論理メモリーがある(logic-memory)、その全てを空中から眺めている別の俺がいる それを人は幽体離脱と云うが、全て頭の中で起こっている事と思う。

 あの、ゆったりと心地良い暖かさ、お花畑の光景は幼い頃、母に包まれていた追憶か(nostalgia)憬れの慕情なのか(longing for one's home or mother?)、だが不思議だ!このまま死を迎えたら俺の世界は消えてしまうのか?何が起きようと暗黒の無の世界なのか?それとも あの赤ちゃんに俺の魂が移りこの宇宙と地球の変化 人の営みを映し出すと云うのか?、人の願望で有ってありえる訳が無い希望的観測に過ぎない 誰一人死から生還した人はいないから、それにまだ明確に解明出来ない世界それは魂、それを人は神の世界と呼んでいる。 近い将来ロボットにも怒り苦しみ楽しさ仲間を気使う心 等々を埋め込めば自身をも守る感情が生まれ 魂にも似た世界が広がるのではないか?

   ・・ 《町医院の病室 ・・

北原 監督気が付いた.jpg 「おう!..気づいたか、心配かけやがって!」 チーム監督(北原)の顔が眼の前に迫る、こんなに優しい監督の顔は見たことがない、しかも俺を覗み込む眼鏡越しの目には微かに潤んで見える、俺はただ笑顔を作り無言で答えた。 監督は以前同チームでレースに出場した事もあるが現在我がチームのオーナーで監督である、アラ・フォー四十代に入ったばかり、顎から口に繋がる髭と眼鏡が似合う渋めで論理派タイプである。

 俺は..夢の中で悲しい顔を浮べ消えて行く 入籍したばかりの妻・佳子(ヨシ子)の姿を思い出し、再び起き上がろうと試みるが肩と腰の辺りに痛みが走る、慌て辺りを目だけで探る、俺の胸元で心配そうに見詰めるヨシ子を確認、俺の手を確り握っているその手を握り返し確認の意味の合図を送る、ヨシ子の優しく温かく軟らかい手で握り返して来て安堵した、

よし子&リュウ.jpg そしてあの俺を呼ぶ声がヨシ子で有った事とあの子供を抱いているおもさはヨシ子の頭の重さで 俺を呼ぶ声が母と間違えた事がなんとなく納得できた、たぶん此処はモテギ・サーキッドの近くの病院のベッド上だ。

 その後 自宅近く横浜の妻の勤務する病院に移り、翌日 主だった検査を受ける 結果良好、ヘルメットや肩首ホルダー(nack-holdar)ロールバー(roll-bar)、6点式シートベルト、チャーシは強化アルミ合金ジュラルミンのモノコック(duralumin moncoque chassis)のおかげ脳や骨にも異常も診られず、 熱も下がり奇跡的幸いで打撲だけの負傷、もしステアリング(steering-wheel)から手を離していたのなら かなりのダメージが有ったと思われる、頭をかなり打ったが その後横浜に移動し検査の結果翌日直ぐに退院出来た。

   ・・ 《レーシングチーム事務所》 ・・

 その後 打撲の痛みも治まり体も回復に向かった。 事故から数日後 都内 錦糸町駅より2,3分のビル五階一郭にある 俺が所属するジャパン・カーレーシング カー・アカデミー(J.Rc.A)事務所を妻ヨシ子と訪ねた、

事務所.jpg チーム監督の北原さんやメカニックのクルー達と挨拶を交わし、

 あの事故の話になり、レースでは良くある 後続車がカーブで行き場を失い俺の操縦する車脇に接触 後続車の前輪タイヤと俺の後輪タイヤの前脇に接触 後続車の前輪タイヤに噛み合うように乗り上げテールを上げ前後に車体が回転、

 レーシングカーは高速で前進する為に造られ 車体を浮き上がらない様に地面に押え付ける為のウイングが逆効果 後ろ向きでは弱いもので、飛行機と同じ原理 揚力で舞上がってしまった、

 幸いレースコースから外れ他車への衝突も免れ砂地に逆さまに叩きつけられる様に落ちたとの事、砂地と燃料に引火せず火災にならずに済んだ事、本当に運が良かったと聞かされた。

 今でも鮮明に覚えている 目覚める寸前に体験した夢の話を、流石に得体の知れない赤ちゃんとヨシ子が消えていった処は省き説明したところ、

 物知りの監督が真面目に 「その電車の中の怖いおじさんと喉が渇いて川に入らなくて良かったな、それが三途の川だったんだよ!」・・・「まさに それを臨死体験(near-death experience)と云うんだよ ね先生!」 とヨシ子の顔を見ながら同意を求めた 急に振られたが 落ち着いた表情で 「はい そうですよ」 と答えた

 同意を得た監督は尚も寓話に近い話を始めた 「リュウ お母さんが助けてくれたんだよ お母さんに呼び返されたのだよ、もし呼ぶ声が無かったら..見知らぬ恐い顔のおじさんと話をしていたら、きっと川を渡り戻れなかったよ..」

 俺は無言でスクールの皆を見回した それは死を意味し、始めて死に対し意識させられ なんとなく皆も無言でしんみりとした様子である、

 知性的で物知りな監督 曰く 「お母さんは偉大だ!リュウ、お前も皆も、母に感謝しなければ駄目だぞ!」 車好きで集まったチームの仲間、お母さんには頭が上がらない様子だ(こんなにお金がかかり それ程の成果も上げられない金持ちのボンボンが夢を持たせてむらって迷惑掛けているからと少なからず世間ではそう思っているのだろうが 実際にはその様な人ばかりではないが 少なからず母親には心配をかけている)それぞれの胸の内に母との思い出に心を馳せ 心なし慌て照れた顔が物語っている。

 監督ヨシ子に目を移しながら 「それに医師とは云へ、無闇に動かす事無く、怪我が無いか冷静にチェックして懸命にリュウを呼んでいたよ、ヨシ子さんの気転の有る対処が有ったからだよ、本当にリュウは幸運児だよな」 俺はなんと答えて良いか ただ 「ええ・・・」 とだけ答えヨシ子に目を移した ヨシ子も無言で俺を見つめた 二人の間には言葉はいらないほど解り合っていたのだろう

 我がチームのメカニック 孝ちゃん黙っていれば 何処から見ても可愛い女の子?、ふっくらとした頬と可愛い目をクリクリ輝かせて甲高い声だが何処か違和感のある話し方だ 「リュウちゃんは西遊記の石猿みたいに石頭だよね~!」 と語尾を伸ばしこのしんみりムードを打ち消す様にトーン上げる

孝ちゃんラブ1.jpg 俺は苦笑交じりに冗談で 「そぅーか? ・・ 俺は孝ちゃんの期待するような 孫悟空のあんなに延びる如意棒は持っていないよ」

 孝ちゃんは すぐさまハスキーな声で反応し 嬉しそうに 「やだぁ~ん!リュウちゃんは 相変わらず下半身の事ばっかり! 頭あんなに打ったのに少しも頭良くなっていないよね、益々下品だよね~!」

 皆笑って良いものか迷って笑いを堪えている、後ほど紹介するが孝ちゃんこと鈴木孝三、レース用車のメカニックで感性も素晴しく高い技術の持ち主であるが、俺も女と見間違うほど可愛く綺麗だが性同一性障害者である、

俺はちょと皮肉を込めて 「俺は肉食系だよ!幸ちゃんの様に米や麦のジュース(酒、ビール)ばかり飲んでいる草食系ではないよ 彼女の一人や二人位作れよ」

 少し言い過ぎたかな?だが其れ位の皮肉は慣れているのだろう、幸ちゃんは俺の言葉に応酬する様に 「だって私、リュウちゃんの事 大好きだもん!」 と俺にウインクを送ってくる 「ワァーォ!俺まだそちらの方は駄目だよ カンベンしてよ!・・・今は只管 勝利の女神を追っているから」

 幸ちゃん 「あ~ら!それじゃぁ しょうがないわね、 でも 私の気持ちは変えられないわよ もぅ~悲しいよね~! 

 その雑談に黙って耳を傾けていたヨシ子は 冗談顔で自分の立場を強調する様に俺に目を移し 「リュウ!勝利の女神じゃ負けるわね」 笑いを込めてみる 俺は何故か内心慌ててしまった

 その後 徐に微笑交じりに幸ちゃんに目を移し 「幸ちゃん!私はどうなるのかしら?」 孝ちゃん顔を上に向け天井を眺め おもむろに俺に目を移し俺に問いかける様に 「う~ん..どうしよう・・も~ぅ!しらな~い リュウに聞いてよね~!」 孝ちゃんの言葉に 皆 和やかや笑いに包まれる

 孝ちゃんは自分の生き方に否定をせず堂々としている様に思われた、 皆大笑い 俺は内心、フゥー孝ちゃんが男?であって良かった。

 俺達は今年初めてビックレースに参加 資金もままならぬ弱小チーム 予備のマシーン(レース用車)も無い、 今後のレース予定の不安が過ったがレーシングカーや予定の事には一再触れず たわいもない話に終始 監督はじめ皆これほどの心ずかいと心配していてくれた事 心に沁みるほど嬉しく感謝の思で一杯だった、

 それに帰宅途中 ヨシ子が事故当時の事に触れ 「北原監督に あのように云って頂いたが 他人と違い リュウの事になると 気が動転してあわてていたのよ」・・・「まだまだ だめだわー」 と実感のこもった感想を話した 「そんなことないよ!俺凄く心強く安心できたよ」 噛み締める様に話した 「本当? それならよかった!」

 「それに・・・ 俺だってそうだよ・・これから俺たちのレースどうなる事やら?」 ・・・不安が過ぎる ヨシ子が力付けるように答える「いま考えても仕方がないでしょう」「ああ・・」まだレースの事など あまり知らないはずの 彼女だが 妙に安堵感があり納得できる

                                        ==*==*==*==*==*==

 

 

 ・・・今回のレースから4・5か月ほど前にさかのぼる・・物語はここから始まる!・・

                ・・・ =《商談》= ・・・   

 

  ラウンドマーク.jpg横浜みなと未来、地上69階の展望ラウンジフロアーを持つラウンドマークタワー内の35階事務所にて、我がレーシングチーム監督兼オーナーの指示に依り、予てから話しの有った、メインスポンサーとの商談と顔見せに 監督の都合でとりあえず一人で出向いた、以前のドライバーが家庭の事情(父の事業ホテル旅館等を引き継ぐ事に)で降板し、年間レース後半、俺がドライブする事になった件に対しての従属契約や契約金の話し合いである、チームとして予め話はついていたが 少しでも状況改善の為に出向いたのですが予想どうり不況のため以前の契約に僅かの上乗せで それ程期待した金額は示されなかったが、今後ともお付き合いさせて頂ける事になり先ず先ずほっとしたが まだまだこのFJレースを続ける為には資金的に不十分である。

 ラウンドマークタワー35階の事務所から高速エレベーターで1階出入り口へ、3月の終わり横浜の春ははやいフロアーには冬から解放された爽やかな姿のOL、ビジネスマン、イベント会場や観光、アウトレットのお店が並び、遊園地、公園、赤レンガ倉庫、半月形のコンチネンタルホテル等あり、横浜のファションの地である老舗が並ぶ元町、中華街が近いため、観光客、子供から若者、お年寄りまで、ビジネスマン等、目的の違う人々が何時でも大勢入り混じり行き交っているが、不思議と違和感なく馴染んでいる港街である。

 俺は出入り口近くに広がるフロアーで螺旋階段(spiral stair)の様な半円形の珍しいエスカレーターを使い、中二階風のフロアーに上がり喫茶店へ、左側ショーウインドーにスイーツ類が美味しそうに沢山飾られている、中に入ると着飾った女性達のグループ、オフィスレディー、ビジネスマン、観光の人々で賑わっているが以外に静かである。 品の良いウェートレスに空きテーブルに案内され、俺の余り意味のない こだわりで 今風の何とかラテではなく 昔ながらのホットコーヒーを注文した。

 とにかく、レースを続ける資金を得る為スポンサーの獲得に深刻に悩んでいた、他の上位レーシングチームのいくつかは外人ドライバーを雇い、メーカー(車の製造会社)から直接援助が受けられる名門、俺達のチームは立ち上げたばかり実績の無い弱小チーム その上ビックレース出場は今年が初めてである。

 レーサーであっても安穏としてはいられない、資金面でも大変!ドライバー兼営業マン時にレースカーの整備などもしなければならず カーレースのチームを運営する事は並みの資金では出来ない、 俺もこれから各社に資金援助の交渉に出かけなければならないほど危うい立場なのだ。

 カーレース経歴や俺達のチームが記載されている車のスポーツ誌や成績表など集め、昨年此のレースの観客動員数等 宣伝効果について・・などなど、冷めてしまったコーヒーを飲みほしながら 何処の会社にお願いに行くか 取り留め無く考えを巡らせていた。

ヨシ子出会い.jpg 「龍崎さんですよね」 突然、淡いスズランの香りが仄かに漂い、素晴らしい魅力ある声で、背丈も高くスタイルも抜群、白のスーツにパンツルックでなんとも爽やかでエレガント(elegant)、顔立ちも整い見詰める瞳は大きく澄んで印象的だ、如何見ても年上で気品ある女性が目の前に佇み声をかけて来た。

 突然の事で、ただ呆然と見つめるだけだった、たしか何処かで会った様な?何か返事をしなければと当惑している俺を察したのか 「あのー私、以前貴方の奥様、美奈子さんの担当医でした鶴見ですが」 以前離婚前に妻(美奈子)と共にお世話になった、先生である

 「ああ!思い出した横浜X大の、 何時も病院では 大きなマスクをして白衣しか見ていなかったもので!」 余りにも突然で長い間会っていないうえ 私服の姿を見るのは初めて、こんなに魅力的な人とは..

 俺は畏まった表情で「其の節は大変お世話になりました」 鶴見先生微笑みを湛えた瞳で見詰め 「同席しても構いませんか?誰かいらしゃるのでは?」 「いいえ、ちょうど用件が済んだ処で休んでいたので・・どうぞ」 どの様に接してよいのか戸惑い仏頂面で答えた

 何か言い訳のように 先生は説明じみた口調で 「私 空きテーブルを待っていて貴方が目に止ったの、丁度お話したい事も有り 少々構いません?」 気の利かない俺自身に慌て・・ 「あっ!失礼しました!・・どうぞ」 と俺の座っているテーブル越しの席に手を差し伸べた

リュウ先生.jpg 真向かいの椅子に優雅に座った先生は、柔らかな瞳で俺を見つめながら 「何をお飲みになっていらしゃるのですか?」 「俺、いや私はコーヒーですが!」

 先生は俺のわずかに残ったコーヒーカップに優し溢れる瞳を落し スーと右手を優雅に上げウエイターを呼ぶ 「私にミルクティーとこちらにコーヒーの追加お願いします・・よろしいですか?」 と小首を傾げ俺を微笑を湛え見つめた、なんと美しく魅力的なんだ!なんだろう  この衝動は

 俺の心を見透かされた様な気がして おもわず目が泳いでしまった、如何したと云うのだ 俺はただ圧倒され 「あ!はい」 と返事するのが精一杯、何時もはレースクイーンや沢山のコンパニオンを相手に冗談の連発、どうにもインテリ諷(intelligent)には弱く勝手が違う、何時もの俺は?戸惑うばかり、

 何の話だろう..かろうじて 「何か..俺、..私に?」 と途惑いながら尋ねた 「貴方達の事あれからずうーと気になっていたのよ、と云うよりも貴方の事かな!」 「俺、いや私達2年半位前に」 優しい微笑みを浮かべ 「離婚の事知っています、奥様・・いえ美奈子さんから全て聞いていますわ、それから気を使わず”俺”で良いですよ」

 「えぇ・・」 俺は何故か圧倒されていた 尚も先生は 「心不全と狭心症で奥様が救急で入院なさって、私が担当になり初めて貴方にお会いになったときになぜか引き込まれてしまいそうな貴方のキラキラ澄んだ激しく生き生きしている目と、純粋で直向な心に触れこんなにも奥様を愛している人がいる事に感激したのよ」 俺は何と答えて良いのか 「・・・」 ただ聞き入っていた

 あの頃の先生は冷静沈着な人と思っていたが意外に情熱的に話続けた 「あの時の貴方は自分の全てを失っても、奥様を助けてあげたい思いが痛いほど伝わって来て、其れで印象深くある意味恐いくらいに感じたのよ」

 「あぁーそんな事ないですよ それって 相当かいかぶりですよ 唯あの時は俺自身の事で精一杯で!」 いっきに、説明している鶴見先生に照れとあっけに取られ暫らく聞き入っていたが、俺も少し冷静さを取り戻し 不謹慎と思ったのですが説明とは関係ない事を頭の半分で考えると云うより感じていた

 ”どうしてだろう、今まで沢山素敵で可愛い人と出会ったのにどこか違う、これが大人の女性の気品と魅力なのか・・顔や体が綺麗なのは言うまでも無く暖かく繊細な心の動き、生活から養った知性や情熱 優雅な振る舞い、此れを淑女と云うよりもっと活動的な本当のエレガントと言える人だ・・今まで俺の世界に無い不思議な魅力に引き付けられていた”

 あの頃は何時も顔いっぱいの大きなマスクに白衣姿の先生であったが 何処となく綺麗で優しい人だと思っていた、また あの頃は自分の事でそんな意味で見る余裕など全く無かった

 俺は離婚した妻 美奈子の入院中の事を思い浮かべ、当時の気持ちを解かりやすく先生に説明した 「今までの俺の生活の全てを捨て 自動車レースで成功する事を目標にして生きてきたのに 妻の病気の事でレースを辞め無ければならず 全く他の生き方もしらず、・・俺は奈落の底でもがき本当にあの時は苦しんでいたんです!」 「・・・」 先生は黙って次を促す様に俺を見詰めた

 「俺は何としても妻の病気を治し、レースに復帰したかったから 必死だったんです!」 先生は頷きながら

 「だから!だったのね、あの恐いくらい真っ直ぐに見詰めた目、それで貴方のこと気になって?・・・・聞いているの!」 先生はあの頃の院内での鋭い目で俺を見た! あぁーこの人とだったと思いつつも、もっと話したい こんな気持が生まれた事は初めてだった、 とっさに思いついた言葉が 自分でもなんと浅はかと思いつつ 「あ!はい、聞いています・・先生、お腹空いていませんか? 何処かでゆっくり話が聞きたいと思い、俺 何時も一人で寂しい食事で 夕食御一緒できますか?」

 何時もは言葉にした事が無い そんな言葉が出る俺自身に驚きを覚え 顔面が少し赤く火照るが 以外にもスムーズに一気に出てしまった、それに今まで頑なにこだわっていたものが何故か薄らいだのも別れた妻の担当医だからだったからなのかもしれない。  

 考えるように可愛い唇辺りを指先で押さえ 「そうーね・・?云われれば、その方が良いかも・・私も・・日本丸.jpg何処か?」 ヨシやった!俺は一気に 「俺の知っている所で良いですか?ここから1時間位かかりますが、逗子海岸にイタリアンの美味しい処知っていますが?」 先生は指先を唇から頬に移し 「そうね・・私も久しぶりにウインドショピングに夢中で云われればお腹空いたわ、そこに連れて行って下さる?」 まさか了解が出るとは!

 後で知った事だが 普段の先生ならば あの時の返事は絶対有り得ない事、いったい何に突き動かされたのか今でも解らないの?ただその時そうしなければならないと思ったからよ、それに貴方の其の後をとても知りたいと思ったからかな・・それが運命なのよ!

 喫茶店を後にして、JR桜木町駅へ向かう動く歩道手前の階段を下り、帆船日本丸を左手に、俺達レーシング・クルー達が夏、時々利用しているイタリア人がオーナーの逗子のお店に携帯で予約を入れた 「グラチェ!(
grazie:it)リュウ女性と2人だけなんて珍しいね、待って居るよ」連絡が終わりタワー左手の地下の駐車場に向かう

タッチおじさん ダヨ!.jpg *******此処まで読んで下さり有難う御座います、前の申請(以前)の順に戻りながら物語が展開します*又は下記、URLのクリックにより次のペイジ(申請の古い方)に順次物語が進みます(枯れ葉の流れ着く先 【幻:前編2】)→クリックね《http://touch-me.blog.so-net.ne.jp/2012-10-02是非お読み下さる事お願いまで*****


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読んだよ2387

コメント 28

ja1nuh

思わず引きこまれて一気に読んでしまいました。 レースの様子がとても迫力がありました。 愛読者の一人になりました。 次が楽しみです。
by ja1nuh (2013-02-19 20:41) 

RuddyCat-Lalah

訪問&niceありがとうございます。
弾丸のように一気に書き綴られているので、
こちらも息も尽かさず引き込まれてしまいました。
よく『御神渡り』ご存じでしたね。
今年は昨年に続き、現れました。
by RuddyCat-Lalah (2013-02-26 22:39) 

リキマルコ

タッチおじさん、ご無沙汰しております。お元気でしょうか?
しばらく休んでましたが、やっとこさ復帰です(^_^;)またよろしくお願いいたします♬
by リキマルコ (2013-08-21 08:44) 

nayu多夢

ご無沙汰しております。
miki-y改めnayu多夢として
スローペースになると思いますが再開したいとおもいます。
お時間あれば、お付き合いくださいませm(__)m
by nayu多夢 (2013-09-04 10:59) 

yu-papa

再びご訪問くださり有り難うございますヽ(^。^)ノ
by yu-papa (2013-10-18 19:54) 

momokumi

タッチおじさん、いつもありがとうございます。
最近、コメ欄に宣伝コメが多くて、承認制にしたのを忘れてました。やっと気がついて承認させていただきましたm(_ _)m
迫力あるマシンの話、いいですね(^^)
by momokumi (2013-10-23 20:26) 

くんちゃん

niceありがとうございます♪
これからよろしくお願いします(^.^)
by くんちゃん (2013-10-31 10:47) 

エコピーマン

ご訪問&nice ありがとうございます...(´ー`)b
by エコピーマン (2014-01-19 03:20) 

Ganchan

ご訪問、nice! ありがとうございました。
by Ganchan (2014-02-12 14:51) 

yu-papa

いつもnice!を下さり有り難うございます(^_-)
by yu-papa (2014-05-24 20:06) 

youzi_x

いつもご訪問、コメントありがとうございます(⌒▽⌒)
by youzi_x (2014-06-01 15:30) 

Kun-KunBEAR

ご訪問&niceありがとうございます!
by Kun-KunBEAR (2014-07-05 07:49) 

hatumi30331

お久しぶりです。
コメントありがとうございました。
お元気そうでなによりです。^^
今朝は寒いくらいでしたね。
すっかり秋。
空の様子も秋模様ですね。
by hatumi30331 (2014-09-18 09:29) 

youzi_x

台風大丈夫ですか?
こちらは今、雨が凄いです。
by youzi_x (2014-10-13 22:45) 

desidesi

ご訪問&niceありがとうございました。
長大作ですね。
また来ます。(๑◔‿◔๑)
by desidesi (2014-11-14 17:37) 

般若坊

こんばんは
とうとう今年も、残り一日となりました。
この一年 ブログを通してのご交誼、ありがとうございました。
頂きましたブログへのナイスやコメントは、明日へ意欲となります。
また来年も暖かなご交流の程、よろしくお願い申し上げます。
どうぞ 良い新年を迎えられますように・・・般若坊

by 般若坊 (2014-12-30 18:29) 

youzi

昨年中はお世話になりました。
今年もよろしくお願いいたします。
新しい年が素晴らしい年になりますように!
by youzi (2015-01-01 00:11) 

niki

またまたこのページで、あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします^^


by niki (2015-01-02 12:53) 

ふーみん

明けましておめでとうございます。
早々にお年賀頂きありがとうございます。
何時もコメントナイスありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
by ふーみん (2015-01-03 12:00) 

ちゅんちゅんちゅん

こんにちは!
温かいコメントをありがとうございます!
今日になって
3天使みんな、体調が戻りつつあります☆
今日は通院無し(/▽\)♪
トンネルを抜け出せそうです。
ご挨拶も遅れてしまいましたが
どうか本年もよろしくお願いいたします!
タッチおじさんにとりまして
よい一年でありますように(*^^*)
by ちゅんちゅんちゅん (2015-01-09 15:45) 

youzi

暖かくなったかと思ったら、
急に寒くなり、ビックリしましたね。
4月なのに、雪まで降り、どうしてしまったのって
感じでした。
体調にお気を付けくださいね。
by youzi (2015-04-11 22:16) 

ちゅんちゅんちゅん

おはようございます!
帰ってきました!
ビールで浮腫んだ身体を何とかせねばと
今真剣に悩んでいます(笑)
晴天が続くようですね(*^^*)
晴れやかな気持ちでまたブログを再開したいと思っています。
気候的に飲んだり食べたりに拍車がかかる時期、自制しながらいかないと、です(^^;
タッチおじさんさま、これからまたよろしくお付き合いくださいませ( 〃▽〃)
by ちゅんちゅんちゅん (2015-04-23 08:14) 

youzi

今年のGWは連続の休みが連年になく、
多かったので、来週から週5日仕事が辛くなりそうです。
by youzi (2015-05-09 00:48) 

youzi

おはようございます。
梅雨入りしたようで、東京は昨日は晴れたものの、
今日は朝からどんよりです。
電車には冷房が入り、膝掛け必須の時期になりました。
1日のうちで、温度差があるので、体調にはお気をつけくださいね。
by youzi (2015-06-11 06:36) 

youzi

会社では体調を崩している人が多く、
この時期は体調崩しやすいんですかね。
体調にはお気をつけくださいね。
by youzi (2015-07-02 06:50) 

youzi

台風が来ているようですね。
大きな被害がなく、通り過ぎてくれるといいのですね。
by youzi (2015-07-09 22:46) 

hieroh66

明けましておめでとうございます
本年もどうぞ宜しく
お願い申し上げます
by hieroh66 (2016-01-01 13:11) 

こじろう

あけましておめでとうございます
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます
by こじろう (2017-01-02 18:40) 

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