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枯れ葉の流れ着く先 【幻:前編17】 「Fictoin Story」 [小説(story) Fiction]

 ☆=ストーリ【Story16】からの続きです、是非下欄【Story前編17】をお読み下さい=☆

  《結婚式-ウエディング・セレモニー》

 ヨシ子は前日エステに、家に帰ってから 「ねぇー私、リュウは旅行、箱根って云っていたけれど、レースの事故での時にリュウが夢で見た信州の蓼科高原に行って見たいの、いいでしょう?」 「俺は何処でもかまわないよ」 「きっとリュウが印象深く感じた所、もっとリュウを理解出来ると思うから、リュウだって懐かしいでしょう其処に決めましょうよ」

 「良いと思うけど、これ以上俺を知ったらがっかりするだけだよ」 「そうかな?もっとリュウの素敵な処見付かる気がするわ」 「じゃぁ、行きたいと思うのだったら其処にしょう、でも俺に関してはきっと期待はずれだよ」 「いいから、其処に連れて行ってくださいね」 「わかったよ」。

 結婚式の当日、普段と違い流石に少しテンションが上がっている、朝4時には起こされてしまった、ヨシ子の実家で朝食を頂く事に。 ヨシ子は美容院に、女は大変だ、義父と俺はただうろうろするばかり、 義母は生き生きして 「お父さん、朝の食事と着て行く物は安部さん(義父の医院の看護師)に頼んで有りますからね、遅れない様に来て下さいよ、それにリュウさんも」

..化粧品だろうか、沢山小物の持ち物が有るらしく忙しく取りまとめて、ヨシ子は手を休める事無く、これからの段取りを俺に話す 「リュウ、私達お母さんと奥村さん(義父の事務員)行き付けの美容師を拾って、お父様の車借りて先に教会の会場に行きますから、後は安部さんに朝の食事お願いしてありますからね、式11時からですよ10時までに指輪忘れずに持って来てくださいね」

 そんなに慌てると、ろくな事はないと思った俺は 「だめだよ!ヨシ子は新しい車余り運転してないだろう、朝こんなに早く、俺お腹空かないし食べられないから、送って行くよ」 義父も俺に賛成するように 「アァーリュウに送って頂きなさい、その方が安全だ、そうしなさい」

 全て自分でやるつもりのヨシ子は 「リュウ、お腹空いていると機嫌が悪くなるから!」 俺は念を押すように「だ・か・ら、寝起きで食べられないし、こんな時だから余計心配だよ、いいから俺が送って行くよ」 一人でやらなければ成らないと考えていたヨシ子には本当に嬉しかったのだろう、俺に義父の車アウディーのキーを渡しながら俺の顔を嬉しそうに見詰め 「じゃぁプロにお願いするわ、リュウが戻ったら阿部さん食事お願いね」 阿部さん全て解っていますよと云う様な顔で 「はい、お嬢様心配なさらないで、ちゃんと食べさせますから」 俺は子供じゃないよと思いながら 「サァー行こう、まったく子供じゃないから、お腹空いたら食べるよ」 アウディーの車を運転して、やはり静かで激しいゆれもなく素晴しいと感じた。

 車の中でヨシ子は俺に念を押すように 「リュウ、リュウは嫌いでしょうが、此の式はね皆さんに社会人としての責任を認めて頂く事ですよ」 「解っているよ」 「いいえ、リュウの本心は形式なんか如何でも良いと思っているでしょう?人は助け合って生きているの、自分達が若く元気な時には感じないものよ、これから私達の子供を育てる為にも重要な事よ、判らない事ばかりでしょう」 ヨシ子は俺の心を全てお見通し 「だから解っているって!、全く!おふくろが二人居るようだよ」

 叔母は俺の味方をしているつもりだろう 「リ、リュウ・・、三人ですよ、私はもっと皆さんに来て頂きたかったんですがね」 未だ俺を呼ぶことに馴れていないようだ。 ヨシ子、もうーお母さんはと言う様な顔で 「お母さん!意味が違うでしょう」 叔母は堪りかけた様に少しキツイ声で 「ヨシ子!いい加減にしなさい、リュウは理解していますよ、だからこうして式が出来るのでしょう」

 ヨシ子は ”違うのよお母さん” と言いたげな顔をしていたが、俺の気持ちが解っているからこそ敢えて諭じたのだ、おそらく  ”リュウ、こんなに喜んで戴ける人達がいるのよ、その人達のいる事も忘れないで” と俺に伝えたかったのだろう、何故かこの頃ヨシ子の言わんとする気持ちが解る様になってきた、

 奥村さんは多分ヨシ子が俺に対して母が子供を説得するかの様に感じたのだろう、それに険悪な空気に慌てて 「リュウさん、こんなに綺麗で若いお母さんには滅多に合えませんよアハハ」 。 ヨシ子はその言葉に対して、母では無いわよと言わんとする顔で 「私は何時までもリュウの恋人のつもりよ」

 俺は女が集まれば凄いなと思いながら 「ワァー女ばっかりで、これじゃぁ大変だ!」冗談と皮肉をこめて 「母の日のプレゼントも大変だよ!」 義母目を細め嬉しそう 「そうですよ初めて男の子からプレゼント期待しているわよ」 ・・きっと義母からの息子に対しての精一杯の気持ちだろう・・こりゃ駄目だ!。 途中、美容師を拾い話は変わり女性達の美容の話になっていた。

チャペル.jpg 無事会場チャペル(chapel)に到着・・、俺はヨシ子が心配になり 「ヨシ子達も食事ちゃんと取ってね」 ヨシ子は微笑を返し 「大丈夫よ、ちゃんと頼んで有るから、女性はリュウが考えているより強いわよ、其れより遅れないでね」 俺の手を掴み胸にあてがい 「でもリュウ、私何だかドキドキしてきたわ」 強いと言ってみたり今度はしおらしくなったり、全く解らん?

 「大丈夫だよ俺達の子供が守ってくれるよ、それよりお父さんの方が心配だよ何か緊張しているようだったよ、バージンロードお父さんちゃんと歩けるかな、出足間違えずっこけそうな気がするよ」

 義母も心配そうに 「そうよね、お父さん見掛けによらない処あるから」 俺は回りに聞こえないようにヨシ子の耳元で 「お父さんにね特別な道ではないよ ”ヨシ子もうバージンじゃあないから” って言ってみたらお父さん落ち着くよ」 ヨシ子笑いながら 「全くもーリュウのバカ!よくそんなジョーク思いつくわね、子供出来た事知っているしお腹見て解るでしょう、お父さんもっとずっこけちゃうわよ、それより俺の大事な娘に!って、リュウに殴りかかるわよ」

 「おぉ!恐!」 「私ね、リュウに初めて逢った時の様に純粋で真っ白な”like a vargin”の気持ちで歩くのよ」 つい俺は心無く 「うん、そうだよね、女は女優って云うから」 「リュウ怒るわよ!本気なのよ!、何時も新鮮でいたいの、リュウは時々とんでもないジョーク言うんだから」 「ごめん!緊張していると思って、何時でも俺のこと思って考えていてくれるから」

 ..俺は本当に感謝しているが、なかなか思う様には伝えられない少し照れながら 「俺!ヨシ子が大好きだよ、何時だって俺の為に・・本当にありがとう、感謝しているよ!・・何時かお礼云はなければと・・思っていたんだ」 「リュウたら突然なによ・・そんな優しい事言わないで!涙でちゃうじゃない」 俺は照れ隠しに 「さー、その噂のお父さん迎えに行かなくちゃ」 今度はヨシ子急いで明るく笑顔を作り 「リュウは大丈夫と思うけど運転気を付けてね、それより指輪忘れないで!、それに浩子さんも来ていると思うから一緒にお願いね」 「うん、それじゃぁ迎えに行って来る」。

 トンボ返りで鶴見医院に付いた、浩子さんはすでに鶴見家に来ていて裏口の家族用玄関から賓の良い赤紫の背中が大きく腰の辺りまで開いたカクテルドレス姿、肌がきめ細かく滑らかで色白で、腰の括れが艶めかしくとても魅力的で眩しい、笑顔で出迎えてくれた 「おかえりなさい、この度は本当に良かったわね、改めて御結婚おめでとう」

 改め挨拶されて俺は照れながら 「あ!はい、ありがとう、そんな改まった挨拶..何時も浩子さん綺麗ですがその素敵なドレスと相俟って今日は一段と眩しい位ですよ」 正直、本当に美しい人だと思いドギマギしていた 「まっ!おじょうずな事、ありがとう、それよりこれ私と海斗からお祝いです」

 「おぉ海斗から!嬉しいな有難う、これ開けて良いですか?」 「はい、どうぞかまいません」 海斗から、色紙の青と紅色で二つ鶴を折ってあり、手紙に ”リュウ、ヨシコせんせい、けっこんおめでとう、あそびにきてね” 海斗、それに俺達の名前入りのクリスタルカットのワイングラス二つ浩子さんからでしょう 「素敵なグラスですね嬉しいです、有難う」 「大した事出来なくて、ごめんなさい」 「そんなこと無いです!本当に嬉しいです、海斗如何ですか?海斗に式が終わったら会いに行くからと伝えて下さい、さぁー入りましょう」

 「ええ、その前に御めでたい時に御免なさい、私達離婚出来ましたので・・」 「そうですか・・なんと云ったらいいか、兎に角俺達皆再出発ですね」 「ええ、そのつもりですよ、私これからやりたい事もありますから」  続いて子供の様な笑顔で 「そうそうヨシ子のお父さん威張った顔していますが、先ほどから落ち着かず、そわそわですわよ」 俺も義父顔を想像し思わず笑いがこぼれた 「ハハハァ!・・そうですかお腹もすいたし中に入りましょう」。

 二人してダイニングに入ると、義父は絹の立ち襟シャツと黒の蝶ネクタイ黒のモーニングに着替え、難しい顔をし何か落ち着かない顔をしていたが、なかなか板に付き似合っていた。 義父は待ちかねたように手招きして 「リュウ何か有ったのか?」 何処にも寄り道した訳ではないが、義父は余程心配で待ちどうしかったのだろう 「いいえ!何も」 待ちかねた素振りで 「遅かったな!浩子さんも食事まだでしょう、さぁー二人とも此処に座って食事をとりなさい」 俺は浩子さんに救いを求める様に声をかけた 「はい、浩子さんもどうぞ」 俺も義父と二人では、なにか気まずく浩子さんが隣に座って助かった。

 義父の助手の看護師、阿部さんもすでに着物に着替え食事を運んでくれた。何時もと違い何か微妙な色気さえ感じ見事な変身ぶりに思わず 「いいですね!誰かと思った、着物姿素敵ですよ」 阿部さんは食卓に食事を運びながら、俺に分る様にチラリと浩子さんに視線を向け、すまし顔で 「ありがとう龍崎さん、女は魔物よ!これからは気を付けなさい・・さぁー召し上がれ、浩子さんもね」 意味は直ぐに理解出来たが、俺は着物姿の阿部さんの変身振りの方が正直の処、一瞬魔物に見えた。

 真向かいに座っている義父は、真面目そうな顔をして小さく咳払いをして、改まり椅子に座り直した 「リュウ君」 俺も慌てて座り直し 「ハイ!」 神妙に返事をした 「娘、ヨシ子を宜しくお願いするよ、如何か幸せにしてやってくれたまえ」 深々と頭を下げた、 俺も思わず慌てながら頭をさげ 「ハイ!、此方こそ宜しくお願い致します」

 また拳を口元に充て咳払いをしおもむろに話始めた 「それから、リュウ君の呼び名だが、家内とも相談して健司君と呼ぶ事にするが良いだろか?」 なんだそのことか!ほっとして答えた 「ハイ、かまいません普通名前で呼びますからね、それで一向に構いません」 きっと義母からのリクエストだろうと思った 「そうか助かる、娘を頼む!」 よほどヨシ子を可愛く思っているのだろう、ヨシ子の ”お父さんリュウに殴りかかるわよ” の言葉を思い浮かべ、父親の複雑な気持ちがわかる様な気がした 「はい、大事にします」 俺らしくもなく思わず出てしまった言葉に照れを感じていた、 義父は相槌を打つようにウンウンと頷いている。

 先ほどから、義母の愛犬のルルが俺の足元でお座りをして、不思議な物を見る様に時々首を傾げ見上げている、俺はルルの耳の後ろを指先で軽く掻きながら 「義父さん、ルルは如何するんですか?」 「あぁ、ルルも家族連れて行くよ、幸い教会で預かって頂けるから」 流石に義父の前では俺とは言いづらく 「そろそろ行きましょうか? 私も向うで着替えますから」 「そうか健司君、君は君の車で浩子さんと行ってくれ、私は阿部さんとルルとで戸締りをして行くよ」 早速、健司君と来たか、この方が家族的に思えるからだろう。

 俺と浩子さんは駐車場に向かいながら、浩子さんの華やかにドレスアップした姿を見て 「義父の車の方が今日の浩子さんには合っています、あちらの車に乗りませんか?」 「いえ、リュウの...御免なさい!海斗が何時もそう呼んでいるので、云い方が出てしまいました」 「それの方が堅苦しくなく良いですよ、それより俺の車でいいの?義父の車が今日の浩子さんのドレスに似合いますよ?」 薄く明るい同系色のショールを纏い 「いえ此方が気楽でいいの、サァー行きましょう」 と云いながら俺の車の助手席に乗り込んでしまった、俺は運転席に廻り義父の方に目をやり、じゃぁーお先にと云う意味で手を上げ 「ハイ、では行きましょう」 と浩子さんに告げ、先に出発した。

 普段のヨシ子は仕事の関係上、香水の香りは余り感じないが、今日は浩子さんの香水の香りが運転席に漂う、暫く二人は無言で有ったが、浩子さん前を見詰めながら 「私、これから働かなければ生活が成り立たないので、以前から考えていたのですが、少し賓の良いスナックバーでも始めようと思っているの」 「そうなんですか、具体的に何か考えているの?浩子さんなら美人だから人は集まり沢山来るとは思いますが、経営する事は良い時だけではありませんよ、その辺覚悟出来ているのですか?」 「もちろんですわ、実家は伊勢崎町で母一人でいるの、其処を改造して..それより南波さんの事どう思いますか?」

 突然、南波と云はれ誰の事か判らなかった 「南波!ってだれ?」 「もう忘れているの、リュウの逗子でのパーティーでサーファーの」 「あぁ彼の事、本当に余り知らないんだよ、あの店で偶然遇っただけ、それで時々ね車やサーフィンの話などしただけだよ」・「それより、彼良い人かも知れませんがビジネスは一人でする覚悟でなければ、必ずトラブルよ!、もし彼を充てにしているのなら止めた方が良いよ」

 浩子さんは、何故か悪戯顔で俺を覗き込む様にして 「そうでなくて!一人の男性として・・」 俺は何故か恥ずかしくなり、少し慌て 「それこそ、彼のこと駄目だと言ってる訳ではないですよ、浩子さんの問題でしょう、誰かが止めろと云えば止められるですか?俺も生意気な事言えませんがゆっくり考えたら」

 俺の心を見透かしたかの様に、にっこり俺を見詰めながら 「リュウ!気になるんでしょう?、あれから幾度か南波さんから、お誘いの電話やメール幾度かありましたが、あれ以来会っていないわ」 俺は心を見透かされたようで慌て 「べつに!そんなんじゃぁないよ!そんなの知るかよ!」 と言い訳を言った

 浩子さんは何が可笑しいのか含み笑いで? 「でも心配して下さったんでしょう?、リュウは解かり易いわよ!」 俺は突けんどうに 「俺は単純でバカな男だからね」 「そう云う意味じゃないわよ、悪ぶっていても何か可愛いて云うのか、女はね母性本能とでも云うのかしら、危険を承知で未完成なものに引かれる者よ、それにリュウは本当は純粋だから・・ヨシ子が羨ましい」 と言った後にため息を漏らした、だめ男を好きになると言うことか?何か子供扱いされた様で、その上俺がカー・レースを諦めきれずに中途半端な事を見破られているようで返答が見付からなかった 「・・・」、何か女性の複雑な気持ちを感じた。

 暫く過ぎ去る町並を二人して沈黙のまま見送り、浩子は口を開いた 「私、お店を持ちたいと思った事ずーっと以前からよ、だから前々から準備していたの誰の力も借りるつもりは無いわ」 「そうだったの」 「そうよ!リュウはもう少し遊び心を待たないとね、きっとそうなればもっと魅力が増すと思うわ!それにレースの事で何時までもヨシ子を悲しめないで」

 「そっか!俺、気持ちに余裕が無いって事!ヨシ子が云ったの?」 浩子さんは声を強め 「ヨシ子がそんな事言う訳ないでしょう!、貴方達を見ていれば解かるわよ」 俺はそうだよな!と思い反論もなく 「そう!俺・・」 浩子さん、言い過ぎたと思ったのか 「別に気にする程の事ではないから」 そんな話の中、教会に着いた。

 義父達も、まもなく着き チャペルの控え室に入るともう母や兄夫婦や姉夫婦が集まっていた、おふくろは家紋入り友禅の黒留袖、身頃から後身にかけて小菊に松の古典柄の金刺繍が施され鶴亀がさりげなく入っている、何か何時もと違い知的にしゃんとして見える、俺と浩子さんを見つけるなり浩子さんにむかって 「今日はご苦労様です、こんな子ですが宜しくお願いします」 「いいえ、此方こそ」

 次に母は俺を見詰め 「健司、ヨシ子さんに採っては一生に一度の晴れ舞台、へらへらしないで確りサポートしてあげなさい、それとちゃんと落ち着いて挨拶出来るのですか?お母さんそれが心配で」 あいかわらずだ、だが当っている俺は 「出来るなら俺の挨拶飛ばして欲しいね」 「まったく!しかりしてちょうだい」 「大丈夫だよ、挨拶ヨシ子に書いてむらったから」 「それなら良いが、ちゃんと練習したでしょうね!」

 なにがそれなら良いだ! 「まったく!子供じゃないよ」 「それから健司、御両親の挨拶だけどね、家はお父さんもいないし、ヨシ子さんは一人娘でしょう健司はあちらに・・兎に角、挨拶はヨシ子さんのお父さんにお願いしましたから」 「別に誰でもいいよ、俺も代わって欲しいよ」 「それだから、健司は何時までも・・」

 浩子さん、母とのやり取りが、余りにも可笑しかったであろう俺の後で、口に手の甲を当て色っぽく笑っていた、それを見た母が問いただすように 「健司、此方の方は?」 母は今、浩子さんに頭を下げ挨拶をしたのに!もう忘れたのかな? 「あぁ、ヨシ子の親友、なが!...浩子さん浩子さんだよ」 離婚前の姓を聞いていなかったので慌てて名前で答えた。 母も緊張しているのか又頭を下げ 「健司がお世話になり、此のたびは有難う御座います」 浩子さんも慌てながら頭を下げ、俺は浩子さんと顔を見合い苦笑し合った。

 義父達も到着し、ややこしい挨拶が始まった、俺達仲間なら”ヤー、オッス、元気?ドウーモ”で済んでしまう、これもヨシ子の云う人と人との繋がりあいだろう、母に感謝、俺はその場を抜け出し、着替えと、ヨシ子が心配になり奥の着替え室に向かった

ヨシ子 ウエデングドレス1.jpg ヨシ子は既にウエディングドレスに着替えて髪を美容師に整えて終わったところ、身籠って五ヶ月に入ろうとしている、お腹が微かに張って見えるが、俺以外気が付かないと思う、何か今までにないほど、ヨシ子が輝いて美しく感じ、思わず 「美しい、凄く綺麗だよ!」 「リュウ本当に?」 「うん、何か輝いて凄く綺麗だよ」

 「うれしい!ありがとう、ねー、リュウに云われて心配になったから、バージンロードお父さんと歩く処だけリハーサルお願いしたいの、こちらの方、式のコーディネーターで、披露宴の進行司会もお願いした方です、私の婚約者です」

 俺に手を差し向けて、少しでっぷりした三十代後半の男性を紹介し 「龍崎 健司さんですね、宜しくお願い致します」 俺はテレながら 「はい、いえ、こちらこそ」 ヨシ子「リュウ、お父さん呼んできて下さい」 「俺はリハーサルしなくて良いでしょう?」 司会者 「龍崎さんは、神父さんが式の時に指示しますからそれに従って下さい」 余計な事言ちゃったかな 「義父に伝えてから、俺も着替えますから」

 母と義父達の所に又戻り 「義父さん、ヨシ子さんが、呼んでいますよ」 「なんだろう?」 「何か、リハーサルしたい、様ですよ」 「健司君もか?」 「いえ!私は着替えがありますから」 「てれるよな!私もいいよ」 俺は笑いを堪え 「兎に角、行ってください」 俺は着替えに向かったが、両家族全員に見守れて、半ば強制的にリハーサルをさせられて、ハンカチで汗を拭きながら、緊張する義父を想像すると、自然に笑みがでてしまう、俺もスーツに着替え鏡で確認、式も間近になり人事ではなく緊張感を覚える。

 控え室に出向くリハーサルも終わった様子で、ちょうどヨシ子が家を出る前にする筈の挨拶が出来ずに今父に、挨拶を始めた処であった、俺は気配を感じ入り口で立ち止り、室内からヨシ子の改まった声が聞こえるので、入室する事を控えた 「お父様、・・今まで長い間・・あり」 義父照れた様子で言葉を遮る様に 「ああ、その改まった挨拶は良いから、ただヨシ子の幸せだけを願っているよ」 「はい」 「それに、これでお別れではないよ、出来るなら健司君と家に戻って欲しいと思っているよ、なーぁ、かーさん」 義母は心配そうに 「そうですよ、あなたは時間も不規則な仕事を持って生まれて来る孫の事も心配ですよ、健司さんに一緒に住むように勧めたら?」

 ヨシ子 「えぇ・・、リュウに相談してみます、私から話しますからリュウには直接言わないで、それでなくても、私リュウの夢・・、誰が反対しょうが手助けしなければいけないのに反って壊してしまったから」 義母安心したように 「自動車レースの事ですね、あんな危険な事、お母さん良かったと思いますよ」

 ヨシ子は両親に理解してよという様に体を乗り出し 「私、彼がレーサーで有る事、承知で、お付き合いしていたの、彼は絶対一流なれる人なの、それなのに・・・私リュウを縛り付けたくないの、自由にさせて」 あきれたように義母は 「生まれて来る子供の事を考えなさい」 ヨシ子は俺を理解してと 「今のリュウ・・妻の私が受け止めなくては・・暫くそっとして下さい」 義父は 「お母さんもうよしなさい、ヨシ子も考えての事だろう」 俺はヨシ子の気持ちを知って何か胸がジーンと来た。

 ヨシ子はもう一度あらたまり 「お父様、お母様、これからも心配掛けますが、今まで有難う御座いました」 義父照れている 「うんもういいよ、今日はめでたい日、さーヨシ子時間だよ」

 そうだよな、俺って現実に生まれて来る子供の事余り真剣に考えていなかったな!、ましてや子供の将来の事など考えもしなかった、”だめおやじになる所だったな、責任の重みを感じるが、でも実感無いよな!それに如何してよいか解からないよ、全て始めての事だから、俺は控え室に入る事を躊躇っていた。

 その時 「龍崎さん!時間ですよ、皆さん、みえています」 式場の女性が声を掛けて来た 「ハイ!」 ヨシ子の返事が控え室から聞こえた、部屋から顔を出し 「誰か呼んでいる様だったけど!」・・部屋の外に顔を出した 「・・あらリュウ来ていたの、その白のタキシ-ド、リュウに良く似合っているわ、モーニングコートにしなくてよかったわね」 俺は照れ笑いをしながら、ヨシ子達の話を何も聞いてはいなかったように振る舞い 「あぁ、ちょうど今来たところ」 さりげなく答えた。

 改めてヨシ子がとても綺麗に感じ 「ヨシ子、本当に綺麗だね」 「ほんとう?」 「本当だよ!何か輝いて見えるよ」 「リュウ!うれしい、ありがとう」 「俺このタキシ-ド着慣れないから、何かぎこちないよ」 ヨシ子はにこやかに 「大丈夫、良く着こなしている感じよ、何か大人に感じるわ、すてきよ!」 俺はなおさらテレて 「レースより首や肩が張るよ、もう疲れちゃったよ、あ!そうだ!始まる時間だって係りの人が呼びに来て、皆さんチャペルに行って下さいって、こちらの係りの方が云っていますよ」 と係りの女性を指さした

 係りの女性ハキハキした声で 「花嫁様とお父様は此方に残って下さい」 さぁー、いよいよだ、二人を残し式場チャペルに入った。 ヨシ子の親戚の方や来賓、何故かエリート集団に見える、俺の偏見か?病院の先生や看護師であろう、入り口付近にこれも係りに誘導され席に付き始めている。 やはり浩子さんは一際綺麗だ何か妖艶な感じさえ与える。

 俺の勤務先の米海軍基地のボスからの紹介で親しい友となった部隊全体の現役将校パトリシアの父、彼が日本に赴任なったばかりの頃からから、横浜や東京を案内してくれと頼まれ、パトリシアを案内してからの友達付き合い、 それに彼の部下達、白の制服の詰襟に光る金の星、外人は流石に凛凛しく一際目立つ、白の制帽を深々かぶり、黒のツバの奥にブルーに光る瞳に魅せられる。 来賓の女性やヨシ子に俺の事で問いただした女性看護師とその仲間達の目が輝きを放つ、 白の詰襟、金ボタンが規則正しく真っ直ぐに光る、肩には金の星が輝きを放つ制服の外人達を女性達が見詰めている。

 外人特有の気軽さでパトリシアの父を始め次々と 「リュウ!コングラチュレーション」  握手をしながら、もう片方の手を肩越しに背中を軽く叩いてくれた 「サンキュウ・サー 、ソー・プリシェード」 「リュウ、今日はオフシャル・ビジネスではないよ、トモダチでしょう、サーは要らないよ」 それにドレスの似合う職場のパトリシアと主だった人達、それにレーシングチームの監督や仲間達、イタリアン・レストラン夫妻トニー 「リュウ、ヨカッタネ、オメデトウ!」  やはり外人、確りハグをしてくれた、トニーの妻エバは外人達に通訳を買って出てくれ助かっている。

 職場のボスが握手を求め 「Congratlons! with double advantage.」 「What's?  Boss, something reason?(ボス・サムシング リーズン?)」 「リュ-に頼まれた(request of..employment)採用決まったよ、今度特別に公務員テストを受けてくれ」 「オーノウ、テストですか?」 「easy! quite safeリュウ大丈夫だよ、それに米軍で必要な人として特例だから形式的にだよ、予定決まったら連絡するよ、決まったら training course at states 講習に行く事になるよ」 俺は思わず 「エー、テストとアメリカに講習ですか?」 「Yas,take a PC class at silicon valley. 」 テストか思いもしなかった、なにも勉強していない俺に、大丈夫かな?それにカリフォルニアのシリコンヴァレーに勉強だって、英語もろくに出来ない俺にビックリだ!。

 レースの北原監督も近ずき 「おめでとう、今の話聞いたよ・・英会話然駄目だけれど、話聞いてなんとなく分ったよ、少しは戻って来る事に期待していたが、残念だけれど、これでレースに区切り付けた様だね!」 俺は確り頭を下げ 「ええ、今まで有難う御座いました、お話した通りこれからもinstructorとして宜しくお願いします」 「もちろん、此方からお願いするよ」

 おぉ!俺は驚きの眼(まなこ)で見る、 若々しく一般の女性より美しい孝ちゃんが華やかなピンクの裾野広がったドレスで現れた 「やぁー!孝ちゃん、今日は一段と綺麗だね」 「ほんとうに!ありがとう、リュウおめでと~う、リュウも、かっこう良いよ、時々来てね、寂しいわよ!」。

 式場係りの人の声 「皆さん、間もなく、始まります、其々席に付いて、お座り下さい」 いよいよ式の始まりだ 式が始まり型どおりのメロディーが流れ、ヨシ子をエスコートて義父緊張した義父のぎこちない、姿を見守り、式は型通り進み。

 結婚の誓いと指輪を送る場面になり、盛り上げを予ねてから考えていた事を行った、俺はタキシードやパンツのポケットを大袈裟に探し、牧師さんに 「チョット待って下さい!指輪が見当たら無いんです!」  牧師は唖然とした様子、ヨシ子は ”もうー、あれほど云ったでしょう” と云うような顔をしている、俺は牧師に向かって 「ちょっとだけ待って下さい、お願いします」  牧師の了解を得るが、牧師は首を振って嘆いている様子、

 参列者に向かい 「何方か、チリ紙を一枚、戴けますか?」  と最前列の義母から求めた、義母は怒りの目で俺を見詰め小声で 「健司さん、いったい、どうしたの?一番大事な物、忘れるなんて!」 と言いながら心配げにチリ紙を渡してくれた 「ええ、とりあえず、これで間に合わせます」 

 義母は怪訝そうに見ていたが、かまわず俺はその紙でかんじん縒りを作り、義母の指を借り丸め指輪を作り、参列者の皆さんに解る様に高く上げポケットに戻した、義母は呆れ顔で落胆、参列者の驚きや溜息やひそかな笑い声を背に浴びながらヨシ子の元に、

 牧師に向かい 「どうぞ始めて下さい」 牧師は 「では、永遠の愛を誓い指輪の交換を」  俺はおもむろに、隠し待っていた、本物の指輪を取り出し、参列者に向かい本物の指輪を高く上げて次に左右に確認させるように見せた、皆さんの驚きと、安堵の笑いを誘った、ヨシ子は子供にメっと怒るような顔をして、小声で 「もーう、驚かさないで!もう一度ほっぺをピシャリとする処だったわよ」  と怒って見せたが、みんなの手前、本心で無い事は、解かっていた、例え紙の指輪であってもヨシ子は俺の気持ち受けてくれるだろう。

w-yr.jpg 俺は無言で、おもむろにヨシ子の手を取り薬指に指輪を治めた、参列者、笑い声と皆さんの割れんばかりの拍手と祝福を受けた、・・先ずは成功かな?少しはウケた様でとホッとした、後は表に待っている人達の祝福受け、其の後ヨシ子が投げたブーケはヨシ子の職場の看護師が受け取り、仲間からからかわれていた。

 引き続き、場所をかえ披露宴を行う為会場に移動、その折ボスからの就職の件を手短にヨシ子に伝えた、ヨシ子は少し当惑した表情で 「良かった、と言っていいのかしら?」  俺の気持ちを汲んでの事だろう 「良いに決まっているよ」 何かすまなそうな顔で 「でしたら、良かったわね・・・」  ヨシ子の関係の人や俺の関係の人達に二人は祝福の言葉に遮られてしまった

 以前から義母の要望で着物姿も見たいと云う事で、会場にてヨシ子は着物に着替え席に付いた、会場ではもっと、大勢の人達が集まっていた、無論、レーシング・スクールの久美ちゃん始め全員揃っていた、其の後、久美ちゃんと竹田君どうなったか、心配で有ったが、二人仲良く寄り添っている、義父と義母の関係者達で有ろう、俺の苦手なエリート集団、初めて見る顔ばかりだ、それに母の付き合いの人達も集まっていた

 披露宴会場.jpgヨシ子の大学病院での学長夫婦の仲人の挨拶から始まり、其々の来賓や友達の祝辞も形どおり終わり、宴も中盤に進み、そこで義父の挨拶に普段ありうる話なのに何故か印象に残った

 「健司君もいずれ感じる時が来るだろう、・・娘、ヨシ子が生まれると、わかった時から、嬉しくて嬉しくて・・・」 俺はそんなにも嬉しさは無いよ・・そんなに嬉しいものなのか?義父の挨拶は続く

 「幼い頃は、おてんばだった君、怪我をしないか毎日気が気じゃ無くて、仕事がら、夜の多い日があり、家に帰り一番に君の無邪気で汚れを知らない寝顔を確かめ、ホットし・・帰れぬ夜は妻に様子を伺い安堵したものだ、やがて、小学生になり、変らずおてんば娘で、膝や手を擦り剥いて学校から帰る事が度々あった、ある時、学校に行きたくないと、駄々をこねる君を、いじめに合っている事も知らずに厳しく叱ってしまった、涙を流しながら眠りついた、君の頬に残った涙を拭きながら、どれほど辛らく思ったか、叱ってしまった事を後悔し、この子だけは、どんな事があっても守りぬかなくては、どんな事があっても子のこの見方でいようと、頬の涙を拭きながら、語りかけていたものです」

 それから俺の顔をみて、まるで俺の心を見透かした様に 「健司君も近い将来、その時が来るはずです、きっと家庭を持つ喜びを知るはずです、如何か皆様方も優しく二人を見守ってやって下さい」 その部分は感動的で俺にも印象深く心に残った、まだ義父の挨拶は続いたが、余り憶えていない。

 式も和やかに進み、ケーキ・カットやキャンドル・サービス、病院の医師達のテーブルではヨシ子が一生結婚はしないのではないか?、何が、その硬い気持ちを変えさせたのか?、心境の変化、教えてと、ヨシ子に訪ねた、きっと何人かがヨシ子にアタックしても動じなかったからだろう、ヨシ子は無言で微笑で誤魔化した、ために俺に質問が移った、

  俺は 「さーぁ、きっと駄目男で黙って見ていられなかったのじゃないかな?」  皆に笑い混じりにひゃかされていたが、俺が入院中訪れた不可解な医師はいなかった。

 外人席に移りほっとした、ヨシ子の着物姿がかなり気に入った様で褒めていた、若い外人一人が、孝ちゃんが気になる様で紹介して欲しいと、俺は思わず 「she is he! bisexual?」 「pardon? what you say?」 俺は改めて 「If you like he is in female dres in drag.彼は女装しているんだ!それでも良かったら」 暫く沈黙が有ったが 「いいよ!紹介して」 話を聞いていたエバに 「じゃぁー、エバ頼むよ」 「いいよ、変った人ね」 と俺に向かいウインクを送って、エバは若い外人を連れ孝ちゃんの席に向かった。

 其の後普段、指定された席以外余り移動はしないのだが、やはり外人達は積極的だ、ヨシ子の病院の看護師のグループに混じり、片言の英語や日本語でジェスチャーも大袈裟に会話が弾んで時々笑いが聞こえ、会場全体が和やかで、明るくなっている。 それに伴い、知人や親戚同士ビールを手に、あちこちのテーブルで挨拶が始まっている、やはり浩子さんは人気者ですっかりドクター達の席で盛り上がっているようだ。

 雛壇に飾られている様な俺には親戚関係の初対面の人達がお酒やビールを持って時々挨拶に、作り笑顔で答える位で、退屈で少しでも早く終わって欲しいと思っていた、ヨシ子が俺に「リュウ、退屈で、早く帰りたいと思っているでしょう、もう少しだから、リュウの挨拶が残っているよ、確りね」と俺に耳打ちして、優しく睨みつけた、なんで?そんなに細かい俺の心が解るか?、そうだよな・・浩子さんも解り易い人と言っていたな、俺も小さく肩を上げて見せた、会場はだいぶ盛り上がっていた。

 暫らく雑談がで盛り上がっていたが、司会者のマイクから 「宴酣では御座いますが、新郎新婦からのお礼の挨拶、謝辞に移らせて頂きます」 此方への指示があり、あぁ嫌だな!思いながらヨシ子と共に指定の場に進み、俺はヨシ子に教わったお決まりの謝辞を 「本日はお忙しい中、私達二人の為に・・・」  を陳べ挨拶も終わり、無事何事も無く終了した、来賓を送り出す。

 母が俺とヨシ子の所に近ずき 「ヨシ子さん、とても綺麗でしたよ、健司は自由奔放に我儘に育ててしまい、今日も神聖な儀式の時に指輪、あんなバカな事をして、大変でしょうがヨシ子さん宜しくお願いします」 「あ!はい」 「おふくろは、堅いんだよ」 「だから駄目なの、それに健司!解っていると、思いますが、ヨシ子さんは一人子ですから、御両親の事も確り見る覚悟をしなければいけませんよ、結婚とはそう云うものです!」

 「ヨシ子の両親、俺なんか当てにしてないよ」 「健司!何時までも御両親、若くわいられないのよ、確りして下さい」 「それ位、解っているよ」 次にヨシ子に向かい 「ヨシ子さん、こんな子ですから頼みますね」 続いて思いだいたように母は俺に向かって 「それにレース事まだ愚図々していないでしょうね」 ヨシ子、俺の当惑した表情を察して 「お母様、ご心配して下さり、有難う御座います、健司さんは、レースを辞めて、正式に基地に勤める事に決めたようですよ」 「本当に我儘ですから」 母は念を押すように呟いた、ヨシ子は無言で微笑で応えた。

 式も全て終了し着替えをすませ、この様な場が大嫌いな俺は本当にホットすると共に疲れが出た。 ヨシ子も流石に疲れた様子 「無事終わったね!リュウ有難う、疲れたでしょう」 「ああ、こう言うの苦手だから、それよりヨシ子の方が疲れたでしょう、早く帰ってやすもう」。

   《翌朝自宅マンションにて》

 翌日、穏やかな朝を向かえ、明後日ヨシ子からの提案で信州の諏訪、霧ヶ峰、白樺湖、蓼科を二泊三日で訪ねる事にした、今朝は流石に昨日の疲れもあり十時過ぎまで目覚めなかった。

 軽く朝食を済ませ 「ヨシ子、俺ヨシ子と結婚したいと御両親に報告に行った時、皆と同じに幸せにしますからと素直に云えなくて生意気な事を云ってしまって、機会が有ったら謝っていたと伝えて」 「リュウ急に如何したの!」 「義父さんが、あんなにもヨシ子のこと心配して、事あるごとにヨシ子を頼むよ・って、俺初めて父親の気持ち解った気がしたんだ、俺軽率だった、だから・・・」

 「負けず嫌いのリュウが、どうしちゃったの?」 「俺だって、理由もなく突っ張らないよ、ヨシ子が可愛いから下げたくも無い頭・・義父の気持ちが解ったからだよ、俺って青いよな・・そうだ、俺今日の夕食タン・シチューでも作ろうか?」

 それだけでは無かった、あんなに望んだ結婚で今の俺はヨシ子を失ったらきっと狂ってしまうのに、心と裏腹に勝手な者だ!こんな時にもハンターの血が騒ぐのか?次の獲物をもう追うつもりは無いが、何故か寂し?、

 これをマリッジブルーと言うのか?、・・フッフッフゥ・・俺はキリストや親鸞には絶対成れないな!・・其れに諦めたレースの事が思い出され、複雑な気持ちにじっとしている事に耐えられなかった。

 「リュウ!本当に如何したのよ!今日は何処かに食べに行来ましょう、ねーそうしましょう」・・「久し振りに金沢八景の野島で漁師さんのお店に行きたいわ」 「うん良いけど、飲んじゃぁ駄目だよ」 「ええ解っているわ、ほらね!口ではいい加減な事云っているが、リュウはお腹の子を心配しているからよ」 「・・・」

 「明日から出掛けるでしょう、今日はゆっくりしましょうね、帰ってから美味しいシチュー作っていただける?」 「うん、そうするよ」 「コーヒー入れましょうか、飲むでしょう?私フレーバーティーにする、リュウわ?」  最近ヨシ子はフレーバーティーに興味を持ち色々試している

 「うん、コーヒーで良いよ、じゃぁ其処にしょう」 「今、美味しいの入れますから、何か静かな音楽かけて」 ヨシ子マンション1.jpg「ヨシ子、クラシック好きでしょう?お腹の子にいいよ」 ヨシ子は驚いた表情で 「へー、リュウも聞くの?エルビス・プレスリーの方が良いんじゃない?無理しなくていいのよ」 「俺、クラシックで有ろうがジャズやロック・シャンソンや歌謡曲でも、良いもの何でも其の時の気分で聞くよ」 近頃ヨシ子は受け応えが俺の母に似てきた 「はいはい!、コーヒー入りましたよ、リュウ、ベランダに座りましょうか?、話があるのよ」 「うん、何なの?」

 ヨシ子は俺がこの曲に衝撃を受けた事を憶えていたのだろう ショパンのンクターン第20番ピアノ曲をリピートでかけコーヒーとフレーバーティーをベランダに運んで来た

 もう季節は秋空に変り鱗雲が遥か高く見える、ベランダの椅子に座り穏やかな海を定めも無くぼんやりピアノ曲を聞きながら海を眺め、運ばれたコーヒーを一口飲み終わった頃、ヨシ子は静かに話し始めた

 「ねー、リュウは今まではカー・レースの頂点に駆け上ろうと懸命に生きてきたのに、私と巡り逢った為に運命が変って目標を失ってしまったわね、リュウがどんな気持ちか解っているつもりよ、でもそれを云うとリュウに叱られるから、俺が決めたんだって云うでしょう」

 「うん、そうだよヨシ子の事では無く俺自身の生き方の問題だよ、今までぐずぐずしていてごめん、それに俺だけで無く他のアスリートも遅かれ早かれ何時かきっと通る道だよね」

 ヨシ子は頷き 「うん、大凡のアスリートは体力の限界を感じた時と思うけれど、それなら自分自身に納得が得られると思うの、リュウの場合は続ければ出来たのにお金の問題、スポンサーが必要でしょう・・だから悩んだのでしょう」

 「だから、それも・・もう・・」 俺に訊ねる様に 「今はそう云う事では無いの・・リュウは登山好きでしょう?」 「急に何?、そうだけど・・でも長い間山には行ってないよ?」 俺は如何したの?と云う思いでヨシ子を見た

 「本当はリュウと初心者向けのやさしい山に、トレッキングか登山したかったの、でもこのお腹ではね、最近リュウみたいに元気良く動き廻るのよ」 ヨシ子の膨らんできたお腹に目を移しながら 「フーンその中にいると思うと何か凄く不思議に思うよ」 俺は冗談まじりに 「そのうち、子供背負って行くのも良いかも」

 「良いわね、何時か三人で行きましょうね、やっぱり、リュウは子供の事考えているんだ」 「それと愛情は別だよ」 「リュウは気が付かないだけ、それを愛情と言うんでしょう!」 「・・・」 俺は実感が湧かなく答えようが無い

 ヨシ子は優しい眼差しで俺をみつめ 「それでね・・登山は登る時より 下山する時の方が難しいて云うでしょう、登る時は頂点だけしか見ていないと思うの、でも下山する時は別の景色が良く見えるでしょう、リュウ 焦る事はないと思うの、次の目標の山が見付かるまで 勉強の期間と思えば良いんじゃない」

 ヨシ子は続いて 言葉を選ぶように 「それもあって リュウの夢に出てきた所 信州の蓼科、其処がリュウに採って心の原点と思ったの それでリュウが何かを得らればいいなと思って」

 「そんな事考えていたんだ ヨシ子の言う通り 其処が原点と言えるかも、俺小学校低学年頃 身体が弱く 夏休みに療養生活を送った所だよ、母親と家族と初めて離れ辛く思ったが、・・・でも何か変わるのかな~ぁ?」

 「変らなくてもいいじゃぁない! 何故かそんな気がしたの 行って見ましょうよ」 「うん、それも良いけどこうしてヨシ子といると安心出来るよ」 ヨシ子嬉しそうに 「本当に!嬉しいわ」 

 俺は話が折れないように引き続き話した 「それに平凡で在り来りの生活が一番良いって誰より解っていて それをヨシ子に求めて来たのに、でもその安心と幸せが余りにも心地良く慣れていないのか、このままで良いのか? 何処かに?・・、誰と言う訳ではないが 世の中に置いていかれてしまうのではないか不安で恐くなるんだ!」

 ヨシ子は俺の目を確り見詰め 「いいじゃない!リュウは私の膝で何時までも甘えていられない人よ、でもね私達二人はその為にいるのよ、私もリュウに助けて頂いたり甘えたい時もあるのよ、互いに助けあうのが夫婦でしょ」

 「以前にも聞かされたよ!でもそれとは違う何かが?!、・・・俺って素直に受け入れられない天邪鬼なのかも」 ヨシ子は真剣の顔で 「そんな事無いわよ!リュウは純粋過ぎるのよ、誤魔化しが出来ない人よ、何時も男でいなければならない そう思っているから、完全な人などいないのよ・・・ネー リュウの椅子私の横に並べて此方に来て」

 俺は椅子をヨシ子と並べて座り、遠くにウインド・サーフィンや浜辺を穏やかに散歩する人々をボンヤリ眺めた、

 ヨシ子は座ったままで俺の左手を両手で取り、海を眺めながら少し大きくなったお腹の上に俺の手を置いた、ヨシ子はその手を離さず俺の手の平をヨシ子のお腹に添え続け 「リュウ暫くそのままにしてね、この子が動いているのがきっと判ると思いますよ」 俺は手に神経を集中させ、そのまま待った

 「リュウの手暖かいのね!」 「・・」 「ほんとうはね、リュウが出ているレース初めて観戦した時から夢中になって私の方が、此の間々行けばリュウが世界できっと活躍出来るのではないかと思い・・とっても恐かったが、リュウの子供のように輝いている目と、成績も良く頂点に駆け上がって行く事がとても嬉しくなって、・・リュウにレース辞めると聞かされた時、リュウの可能性を信じて夢見ていた、私の方が驚きだったわ」

 「・・・」 「それでね、リュウの決断が私の為だと知っていたが、・・矛盾していると思っても、知らずしらず私の方が夢中になりリュウにプレッシャーを掛けてもレースを続けて欲しくなっていたの、人の気持ちって、いいえ私の気持ちが複雑で!私には辛くて選択出来なかったのよ」

 「判っていたよ、俺がレースに対する気持ち皆から理解されず反対され、くさっていたんだ、それをヨシ子は心から応援してくれていると強く感じていたんだ、初めて俺の気持ちを理解して、心から応援してくれて本当に嬉しかったよ」 「だから、リュウに ”もう良いよって”、聞かされていたが、・・いいえ自分に、それがどんな結果になっても、私達にとって、それが一番良い選択と自分に言い聞かせていたの」 俺は自分に言い聴かすように 「・・・それでいいよ」 ヨシ子はホットした表情をみせ 「最近リュウもやっと、落ち着いてきたから、本当の私の気持ち話せたの」

 当然俺の手の平に軽い衝撃を感じた 「あっ!お腹動いたよ、凄げー!本当に生きているんだ、不思議だね」 「きっと、リュウの暖かさが伝わったのよ」 「へー、ビックリさせてしまったのかな?重くて苦しいから ”どけよ” って言っているみたい!」 「うんうん、此の子が ”此処にいますよー” って、リュウに懸命に伝えたのよ」 俺を見詰める目もそうだが、何だろう?最近ヨシ子何処か優しさが以前にも増して感じられる。

 「ふ~ん、頭では解って、この手にもこうやって感じているけど、未だ不思議で、この手に抱いて話をしないと余り実感が沸かないよ、俺って想像力が無く夢が無いのかな?俺に子供育てられるのかなー」 「リュウが不安を感じるって事は、責任が出てきたことでしょう、私だって不安ですよ、私達だけでは無いのよ、皆始めての経験をして来ているのよ・・そうだ!今から食事に行く前に海斗に会いに行きましょう、結婚の御礼に行かなければ、容態も気掛かりだから」

 「寂しがっているよね、ところで、浩子さん離婚して、姓(苗字)、なんて云うの?」 「あ~ぁ!リュウは知らなかったわね、旧姓は大平って言うのよ」 「俺、お袋に聞かれ、慌てて名前だけ言ったよ、大平か!で海斗は?」 「もちろん、浩子が親権を取ったから、大平に変えるでしょうね」 「フーン!何かややこしいね」 「人が暮らして行く事は、色々な事が起きる物なのよ、リュウだって新しい仕事になるでしょう」

 俺は大きく息を吐いて 「フゥー!そうだよね、ただ俺、これからの仕事に自分が生きているって感じられるかな?」 それまで海を眺めていたヨシ子は俺に向き直り俺の目を見据え厳しい声で 「何!言ってるの、リュウが決めたことでしょう!、まだ真剣に何も初めてもいないのに、それでは何をやっても駄目でしょう!・・リュウは別の世界に飛び込むのが恐いんでしょう?・・何処で働いても、リュウらしくね」

 びっくりしたな、こんなに叱られた事は久し振りだ・・そのとおりだと思い、何も怒りも覚えなかった・・俺は力無く呟く様に 「だよね」 俺にはヨシ子の気持ちが解っていた俺の負けず嫌いな気持ちに火をつけ様としている

 余り俺が素直で、反って心配になったのか、ヨシ子はお腹上に置いた俺の手を力強く握り 「慌てる事無いわよ、今は休みましょ」 「うん」 「信州に行って、のんびりしましょうよ、諏訪には温泉もあるでしょう?」 「あぁ・・・俺って何なんだ!何の為に生きているのかな?」 思わず俺自身に呟いていた

 ヨシ子は椅子から立ち上がり 「リュウ!そんな事誰にも永遠に解らないと思うわ!それよりどの様に生きるかでしょう!・・しっかりてよ!」

 急に浩子さんの言った事を思い出し、俺はヨシ子の顔を見て少しムカつき、大声で怒りを込めて 「どうせ俺は何をやっても未完成で中途半端だから!・・!解ってい・」 ヨシ子は急いで中腰なり俺の唇に唇を重ね塞ぐ様にキスで、俺の言葉を遮った。

 俺の怒りが静まるのを待ち数秒後、唇を離し、顔色を伺う様に、静かに冗談まじりにお腹を擦りながら 「リュウはね ヨシ子とこの子を愛するために生まれて来たのよ」  俺を見下ろしながら微笑み 「リュウが、いなくなったら悲しむ人が二人ふえたのよ」

 ・・まったく・・もう怒る気も無くなった、簡素で粗雑な答えに聞こえるが、きっとヨシ子も人としてどのように生きるか悩み考えぬいて得た結論だろう、虚しいが明快な答えのように思えた・・そこに何か喜びが生まれるのか・・・?。

 余りにも複雑な気持ち、以前にも味わった事だ、今度は違うと思っていたが、、ボクサーがボデイブロー受けた様に時間が経つほど無気力になって行く、矢張り心に穴が空いてしまってレースへの断念が此れほど力が抜けてしまうとわ、其れになにか結婚で自由を奪われた様で、心がもやもやする、男と女、当り前の事だろうが女性は子供の出来た事で現実の生活に密着する、決してヨシ子を失う事など出来ないが勝手な者だ!

 結局、ヨシ子が冗談のように言ったが、行き着く所は其処なのか!?出会い!結婚!子供!有り触れた人生!どんなに著名人が難しく難解な言葉を並べようが誰も明快な答えは何も無い、何の為か解らず、どんな飾り付けを施しても人間や動物、植物達は争う様に子孫繁栄に勤しんでいる、そしていつの日か地球を食い潰しあげくの果てに醜い争奪、そう言う俺もか!、生きた証しを子孫に残す為に?・・ただ虚しさだけが・・・・ 

 ヨシ子は俺の肩に手を置いて、俺が今考えている事が解っているかの様に、言葉静かに 「リュウ、貴方が生まれた時期がわるかったのよ!バブルがハジケその上オイルショックの景気後退の時期きっと大勢な人が苦しんでいるよ、世の中にはリュウの様な人が沢山いるのよ、本当の強さはね、困難を乗り越える心の強さなのよ!リュウは今まで有る意味、本当の挫折を味わった事が無かったのよ・・神がと言えばリュウは否定するでしょうね、でもね以前リュウに話した様に愛情は人を特別な存在に変えるのよ!本当の意味でリュウ自身の事や人間の存在価値を考える良い機会を持ったのよ」

 「・・・」  クー参ったなーぁ・心臓を一突きにされた!

 ヨシ子は俺の両肩揉みほぐし一拍おいて両肩を平手で軽く叩き 「さー!海斗君に会いに行きますよ・・如何するの?」 「あぁ、行くよ」 「そんな落ち武者みたいな無精髭と伸びた髪の毛していると、海斗君が心配するよ、髭を剃って冷たいお水で顔洗って来なさい、シャキットするから」 「落ち武者?」 俺の背中に折れた矢でも刺さって獣の道の藪の中をさ迷い逃げ落ちて行く落ち武者に見えたのか・・言えてる!今の俺にピタリの表現だ、返す言葉も無い 「・・・」

 「リュウ憶えている?」 「うん・・・?」 「リュウと知り合った頃、私も人間について・・いえ!私自身の人生についてとても悩んでいた時なの、一度自分に与えられた道から外れ、世間の常識や束縛を取り除いて自分をめちゃめちゃにして一度見詰め直して見たかったの!覚えているでしょう?次の日の朝、リュウに冷たいシャワー浴びて来なさいって、言はれた事」 「あぁー随分大胆な人だなとおもったよ」

 「ごめん そんなに悩んでいた事が有ったなんて!何の素振りも見せないから・・何も知らなくて、そう云えばヨシ子の悩み何も聞いてあげられなかったね、もっとも医者や医術の事など解らないけれど?」

 「リュウが居てくれるから、それだけでいいの!今は幸せだから!・・先ほども話したけれど、愛情は人を特別な存在に変えるよ」 「特別?」 「ええそうよ!リュウにもそのうち解かるわよ」

 「・・それで時何を得たの?」 「沢山の事!気付いたのよ、何が私に採って大切な事か!自分の信じた道を選びなさいって・・だから・・」

 「もういいよ・・自分でも解っているよ!出会い結婚子供ありふれた人生?」 「そうよ!きっとその意味が解かるわよ」 「そうかなぁ~ 」 俺は一体何処に向かい何処に行きつくのか?・・・

 「愛の意味・・結局生きてる意義は自分で見つけるものよ・・」 ヨシ子はその後の言葉を飲み込んだ多分 ”いつまでも甘えていないでよ” と云いたいのでは?と思った。

 尚もヨシ子は優しく 「・・もう一人ではないのよ、お腹のこの子も私もリュウが悲しめば一緒にかなしむのよ!私が悲しめばリュウ・・悲しいでしょう・・・それが愛なの!繋がりなのよ!・・・」 リュウ何故解らないの?と云う様な眼差しで見つめられた。

 単純すぎるそんな子供のお説教の様な事を言われてしまったが、それが正解なのかもしれない、なぜか今までのように心の虚しさや空洞は無く この安定感は何だ!一言々が心に沁みて満たされていた! 「・・・」 またヨシ子と共に自分の生きる場所を探すのか? ヨシ子の明るい声が 「さぁーいそいで!」 

 ☆その後 支え合い許し合い 穏やかな普通の営みが続いた ある日 自分にとって本当の幸せが何んであるか知ることになる が!!・・・・☆ 

kitahara-22.jpg

 

          ストーリ【Story後編1】は制作中暫くお待ち下さい!


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コメント 57

tree2

ご訪問とnice! ありがとうございました。
by tree2 (2013-02-18 20:57) 

ja1nuh

イラストの北原さんかっこいい!
by ja1nuh (2013-04-03 22:25) 

ま〜くん

新年あけましておめでとうございます。
ご訪問頂きましてありがとうございますm(__)m
本年もよろしくお願いいたします。
by ま〜くん (2014-01-06 20:12) 

masakazoo

タッチおじさん、この小説を広めるには、他の新作をバンバン出さないと。
10分読みきり小説でもいい。
レーサーの話でもいい。
森脇さんみたいに、メカの解説してもいい。
新しい展開期待しております。
by masakazoo (2014-03-19 23:29) 

mimimomo

こんばんは^^
最初の何篇かが、お写真が変わったり文章が変わったりしたようですね。
全部は覚えていないけれど・・・

春というのに寒いし、変なお天気ですね。
お互い風邪など引かないように、元気でやりましょう^^v
by mimimomo (2014-04-06 18:19) 

masakazoo

春は曙。春は花粉症。季節が暖かくなっていく今、ストレスと上手く付き合う時です。
気分が乗ったら、筆を進めてくんなさい。
書き下ろし読みたいじょ~
by masakazoo (2014-04-07 21:29) 

mimimomo

こんにちは^^
黒いレーシングカー、かっこ良いですね^^
一レースでタイヤって磨り減るのですね~すごい摩擦なんだわ。
今日は久しぶりに新橋まで買い物に出かけましたよ^^
by mimimomo (2014-04-12 13:49) 

yuppie

訪問、ありがとうございました!
すみません。。 私は今、集中力がなく読んではいないのですが、こういうブログの使い方もあるんだな~なんて、感心致しました。
作品を楽しみにしてくれている人たちがいるのは、嬉しいことですよねっ♪
by yuppie (2014-05-07 03:14) 

mimimomo

こんにちは^^
いつもご訪問ありがとうございます♪
なかなか読み進めません。1編まででした(--ゞ
by mimimomo (2014-05-07 12:29) 

koume

こんにちは。
ご訪問ありがとうございます♪
お天気はいいのですが
ちょっと肌寒い気もします。
タッチおじさんのところはいかがですか^^
by koume (2014-05-08 09:14) 

シロイルカ

タッチおじさん、ご訪問、コメントありがとうございます。^_^
by シロイルカ (2014-05-08 18:18) 

mimimomo

こんにちは^^
サイドバーの>第二章 枯れ葉の流れ着く先 《後編》<
初めて気づきました。
横浜ってやはり素晴らしい絵になりますね。
クロード・チアリの音楽も好きです^^
by mimimomo (2014-05-19 15:20) 

masakazoo

タッチおじさん、バナナ食べてみて。
溜まってたものが一気に。
いわゆる一つのアウトプットの時期迫る。

この作品が『La Fleur Bleue』のようになるのか?
この後は、ベスト版の発表だけでお茶濁すのか?
結果は考えず、発表しよう。
背中を押してみました。
どうよ。
by masakazoo (2014-05-24 07:10) 

ふーみん

何時もナイスコメントありがとうございます。
動画もいれられシャンソンききながら読んでました。
色々更正されより素晴らしい小説になってますね。
もう少しで完成ですね。 頑張ってくださいね。
by ふーみん (2014-06-02 23:47) 

シロイルカ

ご訪問ありがとうございます。タッチおじさんの仰るとおり食べられる野菜は収穫と言う嬉しい日が待っているので育てるのが楽しいです。
by シロイルカ (2014-06-08 05:16) 

masakazoo

トヨタの7号車が順調にトップを走っている。単独だけど。もう1台は13ラップ遅れだから、7号車が頑張らないと。

残り三時間とかなったら、緊張しちゃうよ~、観てるほうが
by masakazoo (2014-06-15 09:19) 

mimimomo

こんにちは^^
何時もご訪問ありがとうございます♪
今日は風が強いです。台風の影響でしょうか。
関東のほうへも来るようですね。
お互い気をつけてすごしましょう。
被害が出ないことを祈っています。
by mimimomo (2014-07-10 15:13) 

masakazoo

創作の神が今そこに、タッチおじさんに宿ろうとしている姿が見える。
気のせいかもしれませんが…

さあ、どんどん新作発表してたもれ
by masakazoo (2014-07-15 23:18) 

masakazoo

タッチおじさん、ニーハオ。
暑さで狂った時が創作の神の宿りし日。
頑張ってちょーだい!!
by masakazoo (2014-08-11 00:25) 

mimimomo

こんにちは^^
過去記事もたくさん読んでいただきありがとうございます♪
by mimimomo (2014-09-16 14:28) 

masakazoo

タッチおじさん、こんばんは。
地震の刺激で、きらめくアイデアが湧いたと思います。
アウトプット、アウトプット。
出しちゃえ、出しちゃえ。
これで、出ると思うよ。
by masakazoo (2014-09-16 23:13) 

masakazoo

「タッチおじさん」で検索されてきた方が昨日おりました。それだけですが。

一回当たり行数が4から5行程度の作品を毎週アップなされよ。

さすれば、こちらの集客にもつながるよ、しかし。
by masakazoo (2014-09-22 22:56) 

masakazoo

タッチおじさん、F1の最終戦まで後40分。
燃えてますか?
私は結構興奮してきました。
by masakazoo (2014-11-23 21:21) 

mimimomo

こんにちは^^
ご無沙汰いたしました。
本日はまたたくさんの過去記事をご覧いただき
ありがとうございます。
なんだか体裁がかなり変わりましたね^^
美味しそうなお料理の写真もたくさん。

by mimimomo (2014-11-25 16:11) 

masakazoo

タッチおじさん、あのツイッターの新しいアカウントが、どう発展するのか興味深く見守っております。ショートコントの発表の場になることを祈っておるのよ、しかしなのよ。
by masakazoo (2014-12-21 22:38) 

masakazoo

あけましておめでとうございます。
by masakazoo (2015-01-01 14:22) 

TSO

明けましておめでとうございます。
無事新しい年を迎えましたね。
今年もよろしくお願い致します。
by TSO (2015-01-04 23:20) 

masakazoo

錦織がアンツーカーで勝ち進む姿が私には見える。タッチおじさんいい加減新作発表しよう。

新作と言えば、新車。マクラーレンホンダも新車お目見えしたし、テストが楽しみですね。
by masakazoo (2015-01-29 21:46) 

masakazoo

ホンダのエンジンのクランクシャフトに問題があるのじゃないかとの説も出てきている。でも、そんなものはベンチテストで確認していなかったのかね。

F1もリコール状態の模様です。
by masakazoo (2015-03-16 21:39) 

masakazoo

書き下ろし進んでおりますか? 元気があれば、フェラーリも勝てる。マクラーレン・ホンダも勝てる。しばらく、時間を下さいって感じですかね。

by masakazoo (2015-03-29 19:21) 

masakazoo

お気遣いありがとうございます。母親が交通事故にあいまして、救急車で運ばれたと聞いてあたふたしましたがな。当たり所が悪かったら、たんこぶだけじゃすまなかった。他府県ナンバーは地理に慣れてないから、気をつけるんだよと一応伝えておきました。

わき見運転、気をつけましょう運動絶賛広めましょう!!
by masakazoo (2015-04-11 19:39) 

つなみ

タッチさん、ありがとう(*´∇`*)ノシ
by つなみ (2015-05-01 16:28) 

プー太の父

訪問いただきましてありがとうございます。
とりあえず、私がもうすぐ訪れる諏訪方面など
信州のお話を拝読させていただきました。
タッチさんは信州のお生まれでしょうか
私は若いころ愛知県に5年住んでいましたので、何度も信州に行きました。
今でも国内で一番好きなところ、一番行きたいところです。
今月の19日には糸魚川から大町を経由して、松本から美ヶ原に入る予定で、今からとても興奮しています。
また今後も宜しくお願いいたします。
by プー太の父 (2015-05-07 18:56) 

masakazoo

タッチおじさんの創作のヒントになるのは、これではないかと。
http://www.pideo.net/search?q=%E3%81%82%E3%81%B6%E3%81%AA%E3%81%84%E5%88%91%E4%BA%8B

エロくないですが、昔の横浜の雰囲気に酔いしれてくらはい。

by masakazoo (2015-06-04 23:39) 

masakazoo

タッチおじさん様、こんばんは、俵幸太郎次郎です。猿かい?

グチこぼし専用別ブログ開設なさって。さすれば毎回コメントするで~
by masakazoo (2015-06-22 22:08) 

masakazoo

熱帯夜イズ暑い。

本当に、熱問題だけなら、去年のマシンにホンダPU乗せれば、答えがはっきりしそう。
ミニバンばかり作ったからスポーティーイメージが失われた。
二代目のプレリュードつくってたころのホンダは良かった。いまとなっては過去の栄光なのかな?

by masakazoo (2015-07-24 22:35) 

masakazoo

Web上で小説を成功させるには、文章の量が重要だと思われる。
Yahoo!ニュース程度に一回分をまとめて、細切れに出すよろしい。
まあとりあえず、グチブログを早急に開始することだすよ。
by masakazoo (2015-08-02 20:33) 

masakazoo

お元気ですか、タッチおじさん!!
元気があれば、暑さもしのげる。しのいだついでに、新作をパパッとやっちゃってください。

「書きたいことがあるから書くのではなく
書くことによって書きたいことが生まれる」と筋トレ週報にありました。
あなたはだんだん書きたくなってくる。書きたくなってくる。それでは、また。

by masakazoo (2015-08-14 21:00) 

masakazoo

ハミルトンのワールドチャンピオンもほぼ確定。
レッドブルはルノーと復縁らしい。
来季もマクラーレンはあのボディを踏襲するのかどうか。
タッチおじさんの書き下ろしの新作は発表されるのか。

最近の注目ポイントはこのへんですわよ。
by masakazoo (2015-10-22 22:59) 

masakazoo

F1もついに最終戦。秋にはホンダは予選で上位争いをすると確信していたあの日。あれはなんだったんだろう。

来年GP2のチャンピオンを獲得しても、日本人が乗れるシートは現状ではない。

ホンダのPUにスイッチしたフォースインディアあたりに将来日本人が乗れればイイネ。
by masakazoo (2015-11-29 18:42) 

ふーみん

一年間 拙いブログにご訪問頂き何時も励まして
頂きありがとうございました。
ヨシ子さんと
良いお年をお迎えくださいませ。
by ふーみん (2015-12-30 22:46) 

masakazoo

「レースのスタートの一瞬に凝縮された人生の全てが込められている様な思いで書き綴りました」

この次の作品は、お気楽な感じ満載で、徹底的に楽しませる方向を打ち出してみましょうよ。

そして、ひょっとしてあのことはこういうことを言っていたのかと、後になって気づかされるような…

というわけで、メリークリスマス。もう終わったか? では、よいお年を。
by masakazoo (2015-12-31 13:12) 

つなみ

タッチさん、いつもありがとう。
よい年末年始をお健やかにお過ごしくださいね。
楽しい一年になりますように。
by つなみ (2015-12-31 19:31) 

masakazoo

表彰状、この度貴殿は、栄えある5000nice!をお踏みになられました。というわけで、以下同文。

なんのことやら。

ありがとう。1、2、3、ばいならー
by masakazoo (2016-01-13 21:34) 

masakazoo

1987年から続いてきたフジテレビによるF1の放送終わるときがきたのかな。交渉中ならよいのですが。

日本人の馬鹿っ速いレーサーの出現を求む!!って感じです。


by masakazoo (2016-02-06 21:42) 

masakazoo

ホンダドリームはまだ目覚めない。
そこそこ走るようにはなったけど、獲物を仕留める猛獣のような気迫がまだない。
勝者のオーラを纏うまで、待とう。
そんな感じの開幕戦でした。
by masakazoo (2016-03-20 21:28) 

masakazoo

マクラーレン・ホンダQ3に行けるか。タッチおじさんの新作発表より先に、Q3に進みそう。負けるな、タッチおじさん。煮詰まって煮詰まって、芸術は爆発です。ドカーンと行ってください!!
by masakazoo (2016-04-30 20:36) 

masakazoo

雪山で遭難して、寝るんじゃない、寝ちゃ駄目だって感じで、新作の書き下ろし諦めちゃダメですぜ、旦那!!

長編じゃなく、短編の乱れ撃ちを望む、父より
by masakazoo (2016-06-11 20:30) 

masakazoo

タッチおじさん、元気ですか?

元気があれば、新作だって、俳句だって、まあ何でもできる。
更新すれば、新しい展開も見えてくる。
私には見えている、今タッチおじさんの脳裏に新しいひらめきが宿ったことを。
まあ、とりあえずこんな感じです。
by masakazoo (2016-07-30 07:01) 

masakazoo

私はいいこと考えたあるよ。
タッチおじさんは、このレース小説をYouTubeで10分程度に細切れにして、イラスト画の背景の上に字幕のように文章を流すのだ。

サムネイルのうっふーん画像で、おびき寄せれば、結構集まるかもよ、なのよ。

有名人のパクリ画像だと駄目ですけどね。
by masakazoo (2016-09-30 22:34) 

mimimomo

こんばんは^^
ご訪問ありがとうございました。
続編は? 焦らずと言いたい所ですが、読者を待たせすぎですよ^^ ま、じっくりね。
by mimimomo (2016-12-05 17:53) 

masakazoo

老兵は消え去るのみというが、タッチおじさんは消える前に、この長編をこまぎれにして、動画にしなされよ。

YouTubeで、10分程度にわける。運が良ければ、マネーがザクザクの富裕層。がんばれー
by masakazoo (2016-12-05 22:21) 

mimimomo

こんにちは^^
ご訪問ありがとうございました♪
本年もまたよろしくお願いいたします<(__)>
by mimimomo (2017-01-05 14:51) 

masakazoo

タッチおじさん、チャオ。今年もよろしくごんざれすね。
by masakazoo (2017-01-05 21:40) 

mimimomo

こんばんは^^
今年もひと月過ぎちゃいました。時の流れは早いですね~ それだけ歳を取るのも早い(-。-
立春は過ぎたもののまだまだ寒いですね。
どうぞ暖かくしてお過ごしくださいませ^^
ご訪問頂き沢山記事を見ていただいてありがとうございました♪
by mimimomo (2017-02-05 18:11) 

masakazoo

タッチおじさん、こんばんは。ザウバー・ホンダで日本人がデビューできるか、なんて話がございますが。ところがそんなに甘くない、今は後押ししただけじゃ乗れないからね。

笹原、上手く育つかな?

それよりも、鈴鹿スペシャルで競争力を取り戻すよろしいって感じですよ。だぁー
by masakazoo (2017-04-30 20:43) 

ふーみん

こんばんは
いつもご訪問 コメント有難うございます。
枯れ葉の流れつく先 またまた手直しされ
写真が増えてますね。
又一度読み返します。
by ふーみん (2017-08-11 21:58) 

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